2020年6月1日(月)16:30時ごろの動き
トランプ氏の棒読みの記者会見と、中国との軋轢を避けたいのか予想外におとなしい対中制裁に終わったことで市場はリスクに対して安心感が強まる。一方、州兵や軍隊が鎮圧に出動する騒ぎに発展したミネアポリスと他州に連鎖する動きへ。
中国による香港国家安全法の採決や対香港でのデモ弾圧とダーティーなイメージは、中国だけにあらず、米国も黒人と白人の対立はなんとなく不安に。
結果、米ドルに対するリスク回避の流れに、本来なら最も円高に動いてもいいのだが? 市場は日本のファンダメンタルズの悪化と、クジラのドル買を含め対米証券投資の拡大を意識している。クロスでは円売り傾向が強い状態で、投機筋がドル安+円安を狙っての動きなのだろうが、個人的にはやり過ぎ感が強い。USDJPYは相変わらずコアは107~108のレンジで、108.30~50の上値がブレークするまで売りで変わらずと考えている。
ドル売りは目立ち、AUDUSDの上昇をトップにして、NZDUSD、USDCADのリスク選考時買われる通貨の上昇が目立ち、USDUSD、GBPUSDに対してもドル売りの流れとなっている。
米中対立のリスクから、トランプ大統領のSNS規制や黒人のデモに対するツイッターとその批難など、材料がいつまで有効なのかはわからないが、米株の動きがとりあえずその指標に。
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9:30 JPY 5月 製造業PMI=38.4(予想38.4 速報値38.4 先月41.9)
10:00 AUD 5月 TD証券インフレ期待=前月比-1.2%(予想 前回-0.1%) 前年比0.1%(予想 前回1.2%)
10:45 CNY 5月 財新製造業PMI=50.7(予想49.6 前回49.4)
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