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🇦🇪ドバイの未来博物館①【2023年05月09日】

ドバイ未来博物館。2071年の未来へ!

ドバイ2日目。この日もドバイとは相変わらずかみ合わなかった。

初日にブルジュ・ハリファの登頂を果たしたあと、翌日は「ドバイ未来博物館」に行くことにしていた。チケットは4月中に購入。ここでは少し先の未来2071年をテーマにした展示がされている。ドバイ旅行を調べ始めてから、ずっと行きたかったところのひとつだった。予約は13時頃にしたが、午前中の方が空いているらしい。

まずは、ホテルにて朝食をとる。しかし、ゆっくりしていられない。無料でドバイモールに行くためのシャトルに乗り込まなくてはならないのだ。ギリギリで乗り込む。10時にモールへ到着。未来博物館に行くためには、モール駅から出でいる電車に乗らなければいけないのである。

ホテルの朝食ビュッフェがおしゃれ
飽きないドバイモール散歩

昨日迷った甲斐があり、電車の駅に続く道は把握していた。軽くモールを回ってから、駅に向かう。しかし、これがとても長いのであった。駅まで行くのに歩いて15分くらいかかる。建物内とはいえ、モールに内蔵されているわけではなく、別の建物まで長い通路で行かなくてはならない。涼しいのでまだましなのだが、特に変わり映えない景色が延々と続くので、毎日モールに通いたい人にとっては苦痛かもしれない。私も、次にドバイに来るときはシャトルの時間を気にしないために、電車の駅に近いホテルを確保しようと思っていた。モールに通いやすいと考えていたからだ。しかし、この通路の長さにはうんざりしそうだった。ドバイのホテルは、モールまでシャトルが出ているところがいいと思う。できれば夜遅くまで・・・。

そんなことを考えながら真っ白い通路を通過。ドバイメトロはかなり綺麗な駅だった。どの駅にも清潔なトイレが付いていて、日本よりもきれいでスタイリッシュなイメージだ。駅のホームもゆりかもめみたいだった。女性専用車両があり、ここがかなり快適だ。他の車両より比較的空いているからだ。時々、男性がひとりだけ乗っていて、かなり気まずそうな状態になっているのも目撃した。

この日は午前中にすこし余裕があるので、町はずれの旧市街、スークを見学しようと決めていた。そこで、未来博物館の駅を通りすぎ、スークに最も近い駅で降りてみた。すこし外に出ると、衝撃の暑さだ・・・。駅に降りてすぐにスークが見えるというわけでもない。大きな道路を渡って、10分くらい歩かないといけないみたいだったが、正午のドバイはとてもではないけど歩けないと思った。ただでさえ車社会で、歩行者向けの道路でもない。熱波で下手をすると息ができなくなるし、道の真ん中で倒れても誰も助けを呼べそうもない。身の危険を感じたので、慌てて駅から5歩出てから回れ右をした。無理だ。おとなしく未来博物館へ向かおう。ここで旅程を変更する判断ができて本当に良かったと思う。時間がもったいないし、行けるかも・・・と思っても、戻ることも重要である。

15分前集合だったが、建物が広いドバイではもう少し前から行動を起こしていないと、目的地に到着しきれないことがある。13時開始だったので、12時半くらいに駅に到着した。暑い街中を歩くのを避けるため、建物同士が通路でつながっている。未来博物館への通路を見つけ、白いトンネルのような通路を過ぎると、白くて広い空間が広がった。エントランスは未来的なデザインで、すでにとても美しかった。最初に予約している情報を受付に申し出ると、博物館のバンドを渡される。入場するのに必要だ。黄色と水色のバンドに、未来博物館の外観の形のマークが入ったプラスチックのチップが付いている。15分前くらいから、購入していた回の案内が始まる。結構並んでいる。前に並んでいる、小さなバッグを持っているイケイケな女子たちが自撮りしている。日傘とか、水とか入らなそう。一体どうやってこの日差しの中を生き延びているのだろう。また、家族連れも多い。周囲を観察していると、未来的なデザインのエレベーターから降りてきている人もいる。

一度に案内する人数が決まっているようで、一定の人数が大きな扉へと案内された。ついて行ってみると、まるでスターウォーズに出てきそうな衣装をまとった女性が前に立っている。大きな扉が静かにしまっていき、薄暗くて青い光の空間に観光客が集められた。扉が閉まる前にさっと入ってきた女性2人が前に割り込んで来て、イマイチ前が見えなくなった。スターウォーズ風の女性が話し始めた。「これから、シャトルに乗って宇宙へ向かいます!」もう一つの扉が開き、アトラクションのようなシャトルが現れた。我先にと入り口に殺到する。さっきの女性もぐいぐい前に来ていて、遠慮というものはないんか・・・。結局その女性の後ろになってしまった。

カウントダウンを始めたシャトルが打ち上げられると、壁に取り付けられたパネルがドバイの景色を映し出す。だんだんと遠ざかる様子から、我々がシャトルで打ち上げられていることを感じさせる。するとしばらくして、宇宙の景色が見えるようになった。ぎっしりと人が密集している中で、パネルは地球を俯瞰的に観ている景色になった。到着したようだ。

シャトルを降りると、正面の壁に月が映し出されている。最後の方にシャトルを降りたので、誰もいないシャトルを撮影しようと思ったら、例の女性がなかなか動かなかった。うーん、この人とはちょっとかみ合わないかな。その後、案内人が惑星のような模型を前に、観光客へ説明し始めた。その時も自分の前にその女性がいて、模型の手前部分が全く見えなかった。模型を輪のように取り囲んでいる人たちの一歩前に出て説明を聞いているからだ。どうせ英語は分からないのだが、早く説明が終わってほしいと思った。あまり周りのことを気にしないのだろうか。

案内は最初だけで、あとは各個人の自由に見学することができるようになった。対して英語ができないので、ついて回るツアーにはうんざりだ。自分のペースで回れることにはほっとした。

最初のフロアは宇宙がメインの展示だ。宇宙の食品について、パッケージが壁に飾られていたり、地球が見える巨大パネルがある。薄暗くて神秘的な雰囲気の空間だ。展示の中に宇宙食を説明している人がかわるがわる現れる液晶があった。その中に、日本人らしき女性がいたことに驚いた。こんなところに日本人!

宇宙やSFの映画をたくさん見てきた人には、とくに驚きはなかったかもしれないが、ドバイの灼熱の空気をしばし忘れる
未来博物館の様子はまだ続く・・・!




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