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SNSとの距離感~そこがHSP全開だとどうなるか~

 ここ数日、またHSPによる自分の気持ちに振り回されています。
 今回は、混乱する気持ちを整理したくて書いているので、長くなると思いますが、特に私の行動に不思議を感じている方は、良かったらお付き合いいただきたいです。そしてHSPへの理解を深めていただければと思います。

 以前、エレナ・ハーデッカーホフさんがTEDでHSPのことについてスピーチしていた。
 何か月か前に初めて観て感銘を受け、勇気や誇りを教えられたが、やはり自分がHSPだなあと実感する時、その頻度が多くなってくると、つい気持ちがネガティブな方に動き出す。そう簡単に、今までの経験は私に自信を与えてくれない。
 noteで、kokokakuさん(斎藤暁子さん)の記事を知り、ツイッターをフォローして情報を得るようになった。

 彼女の比較的最近のnoteから、抜粋しながら説明していきたい。

 ここで私も何度も書いてきたのだけど、これが他の方たちにとっては、「良いこと」でも「悪いこと」でもない、あくまでも個性と受け取っていただければと心から思う。
 しかし当人にとっては時に、苦しくなるこの特性。厄介で疲弊する。これは、

(9)《自己肯定感が育ちにくい》

 というところから発揮されているのだろう。
 特に最近感じているのは、SNSの中での人間関係の構築だ。
 そんなものに人間関係を感じなくても良い。気楽に考えたら良い。きっと皆、もっと気楽に考えている。自分の世界なのだから好きなように作れば良い。
 自分でもそのように何度も言い聞かせてきたけど、周りに言われると、ああそうだったとホッと安心する。

 noteをやっていると、皆さんの様々な創作や作品を目にする。志高くて、読み終えると心地良い高揚感に包まれるもの。内容が重たく書き手の悲しみも感じるのに、客観性に優れているため力強くて、感傷的にならずに応援したくなるもの。個人個人の素敵な思い出。辛かったこと。明るくて楽しく、元気が出るもの。小説の筋の続きが気になって、その発想に感心するもの。日常生活の中で感じたちょこっとしたことを綴っていて、書き手が「面白く感じた」と伝わってくるもの。好きな本や映画について書かれているけど、それがどのような内容か、読みやすくスッキリと書かれ、その良さ、文章の上手さが伝わってくるもの。良いこともイヤなことも感情に素直に従って書いてあるもの。写真から伝わってくるその人の周りの景色。外国の暮らし。その方の目線から見えてくる外国の人たちの考え方。お子さんの成長。面白い発言。頑張るお母さん、お父さんたちの奮闘ぶり。

 フォローしている方たちのnoteに常々感心させられています。
 これは多分ここが強く出ています。

(4)《共感する能力が高い》
(5)《人との境界線が薄い》
・他人の影響を受けやすい。

 でもSNS慣れしていないせいもあるようで、すごく疲れてしまう。「疲れる」というのは、疲れるからイヤだとか、好きじゃないから疲れるとか、そういう意味の「疲れる」ではないことをどうかわかっていただきたい。「疲れる」は、「だからイヤ」ではなく、単に「休みが必要」「ぼちぼちやらないと持たない」なのだ。

 だから、本当にただの言い訳と思う方はそれでもかまわないのですが、フォローを簡単に増やせないんです。一時、わーっと増やしてみて、しばらくして、さーっと減らしました。増やしてみたけど、まず自分がフォローしている数を見ただけで、圧倒されてしまいまして。なにこの数、こんなに私、フォローできない……。
 その頃、更新しなくなった方も外して減らしたりとかしてみました。
 HSPの「圧倒される」という特徴もあるだろう。
 「圧倒される」は厄介で、視覚でも聴覚でもそれがあると、軽い恐怖心すらわいてくるので、なるべく早い段階でそこから逃げるようにします。


 (10)《自分の気質に合わないことに対して、ストレス反応が出やすい》
・人の些細な言葉や態度に傷つきやすく、小さな出来事でもトラウマとなりやすい。

 ただ、外しても、その方を良いと思ったところがあってフォローを始めたわけなので、その後も時々見にいきます。気持ち悪がられるかもしれないけど、フォローしておらず、定期的に読みに行く方たちのものもあります。やっぱり頑張ろうと思い直してフォローをまた増やしてみたりしています(頑張るものじゃないのでしょうけど、少しは頑張らないと全然発展がなくて)。でも今でもフォローしている数に「こんなに読みきれない」とドキドキしちゃうことがあります。なるべくそこを見ないようにしてみたり。それに、皆が皆書き続けているわけでもないし、毎日全員が書くわけでもないので、大丈夫なのですが。

 そして最近、とても申し訳なく思っているのが、ツイッターです。
 noteでフォローしている方が何か心配な状況があると感じた時、のぞきに行く。その方がツイッターとつなげるようにしている時に、それは役立つ。ツイッターはこんな感じだから大丈夫だろう、と思う時もあるし、直接応援の気持ちを伝えることもできる。直接伝えられると、思いがちゃんと伝わったようで、ホッとする。
 それはここですね

(8)《人との深いつながりや主体的に生きることを好む》
・1対1や少人数で話をするのを好む。
・自分が交流を深めたい相手を選び、その相手と同じことを共有し、深いところでつながって共感し合えるようなコミュニケーションを好む傾向にある。

 ちゃんと書いておかなくちゃと思いますが、「共感」をすべてとは思っていない。むしろHSPじゃない人、同じHSPでも強く出る部分が全然違う人との関係も大事に思っている。大事だし、面白いし楽しい。共感だけではなく、違いを楽しんだり、違いを受け入れあったり、面白がったりする関係も私はすごく好きです。 

 で、私はnoteからツイッターとつなげるようにしていない。何故か。
 私のツイッター、主にMCU(マーベル映画作品)のことで一喜一憂していることがほとんどで、その他が下らな過ぎるからです。体調の愚痴くらいです。定期的に「メニエールが」だの「ふらふら」だの「しんどい」だの。全然意義あることつぶやかないし、つぶやく気もないのです。多分私にとってのツイッターはそういう所で、「読む」という受け身側だからなのだろう。
 さらにツイッターは、一度に投稿できる文字数が少ないから、どんどん情報が流れていく。今の私は映画の情報を追うので精一杯。スピード感がいつまで経っても慣れない。多分これは、「一つ一つを読まなくちゃ」という焦燥感が伴うからだと思う。
 それでも読み逃すことは多々ある。

 MCUの情報がどんどん流れてくる中、他の情報に気が付いて、特に記事ではなくその人が書いたものなら、ちゃんと読んで毎度何かを感じる。
 皆さん、たくさんフォローされているけれど、上手に情報を流しているのでしょうか。どれを大事なつぶやきと気が付けるのでしょう。コツがわからない。慣れもあるのだろうが、私は「きちんと読まなくちゃ」「そして何かしら感じ取ろう」としてしまう。だからヘトヘトになってしまい、ツイッターではフォローを増やすことが、note以上にできない。

 そして、MCUを始めとする映画の情報が少し停滞し画面が落ち着くと、皆さんのを読みに行く、といった風になる。読みに行って、頑張ってるなあ、大変そうだなあ、応援したいなあ、楽しそうだなあ、面白いなあと思ったら、イイネとできるようになった。これは最近気軽になったところ。
 ツイッターに関しては、きっとこういうところがよく表れてしまっているのだろう。

(3)《慎重に行動する》
・刺激に慣れにくく、新しい刺激や変化を好まない。
(10)《自分の気質に合わないことに対して、ストレス反応が出やすい》
・細かいことに気がついたり、些細な刺激にも敏感に反応したり、過剰に刺激や情報を受け止めたりするため、学校での環境や人間関係から強いストレスを感じてしまい、不適応を起こしやすい。

 実はこの時代にLINEができないんです。FACEBOOKもできません。しないんじゃないです。できないんです。何故か。
 ここは、kokokakuさんの説明するところのこれです。

(2)《刺激を受けやすく、疲れやすい》
・過剰に刺激を受けやすく、それに圧倒されると、ふだんの力を発揮することができなかったり、人より早く疲労を感じてしまったりする。
・人の集まる場所や騒がしいところが苦手である。

 ログインしたら、すぐに自分のお気に入りの人たちと繋がって、他とつながらないようにできるよと言われるのですが、そのように言われてログインしたら、「えっどうやって他の人をブロックしたり、つながらないようにしたりできるの?」と言っているうちに、次々と知り合いからの通知が来まして。ずらりと並ぶアカウント写真にも圧倒されて、自分の連絡取りたい人を選ぶような作業までたどりつけませんでした。わあいやだいやだ~怖い!!とパニックになってしまい、あっという間にそこから抜けました。

 その後も他の人に促されて試そうとするのですが、自分の電話番号を入力する辺りで、以前の圧倒されてイヤで怖くなった感覚を思い出し、どうしてもそこから続けられない。「ああどうしよう! 次の一押しが怖くてできない!」とか身もだえしていると、「無理しないで良いよ」と言われる。そんなことすらできないのかと軽蔑するような目を向けられることもあります。
 
 多分、皆さんにとってのツイッターは、もっと気軽なもので、フォローしているのにどうして流しているんだろうと思ったり、この人のはフォローするんだ……とかあるかもしれません。「フォローしたらフォローバックして」とかルールが強い人もいますよね。私はそういうのを読むと、いちいち申し訳なく思ってしまうのです。自分が言われたわけじゃないのに。そもそも炎上じゃなくても、賑やかなやり取りでも、迫力に圧倒されてしまいます。だから自分がひどいこと言われたわけじゃないのに、勝手にすごく傷ついたりしてしまうのです。
 SNSが向いていないのかもしれません。
 でもそれじゃあ寂しい。私だって少しは楽しみたい。
 だからできる範囲内なのです。

 変な人。面倒くさい人。気持ち悪い人。と思われるかもしれないけれど、それでツイッターやnoteのフォロワーが減ってしまっても仕方ないと覚悟を決めました。
 こんな深刻に書かなくて良いことなのだろう。たくさんの情報を一度に目にして色々思い描いて想像し、考えてしまうことが私の特性であり、そういったことが大変負担で疲弊してしまうと知っていただきたくて書きました。

 長々と言い訳めいたものを読んでいただき、ありがとうございました。HSPであること自体は言い訳に使いたくないのですが、そうなってしまいますね。特性を受け入れてもらえるかどうかは、いつもとても怖いです。


#エッセイ #HSP #note #ツイッター #フォロー  

読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。