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親子のこと

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親のこと、子供のこと、その関係についての考察や自分の思い出話、などなど家族に関することなら何でも ※映画の感想については含めません
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#母娘

笑顔をたくさんありがとう~母の月によせて~

 幼少期は、私はお母さんには要らない子なんじゃないかと思っていた。お兄ちゃんは勉強もできて、いろんなことを覚えていて、たくさんのことを知っていて、好奇心があって、おしゃべりできて、ユーモアがあって、向かっていく強さがあって。私にはない部分ばかりを褒めているのを私に言って聞かせるから。お兄ちゃんみたいになりたくて真似ばかりして。  でもなれなかった。  私は勉強でいつも怒られて怖かった。  ピアノを教わる時も厳しくて怖かった。  私に得意なことも、特別なところもないって思って

親と子、それぞれの自立と互いを思う気持ち

 親子関係や特に母娘関係については、自分が親になると、むしろ子供の立場から考えるようになった。  いくつかの面で、母親の接してきたように私は接しない思いは幼少期から持っていて、それは異国の文化で過ごしたことにも起因するのだろう。30代での母への反抗心はずいぶんこじらせてしまったと思う。  でもどうすれば良いのかについては意識的でないと、「そうしないぞ」と強く思うだけでは極端になり、正しいか正しくないかや優劣の問題を生んでしまう。そうできなかった時の自分も責めるだろうし、それは

母と娘、肌の手入れについてなかなか共鳴しないのだ

 何故そんなに肌がキレイなのか。高校生のころ、肌とか化粧品とかに興味津々になる年頃になると周りの、それほど親しくもない人たちからも聞かれたものだった。  今の私にとっては何てうらやましい話だろう。だって35年ほども前の話だもの。今はシミがパウダーでも隠せない。ファンデーションで厚く塗るのもいやだ。なんだかもう顔だけ野生児みたいなんじゃないだろうか。50過ぎたのに大丈夫だろうか。  高校生のころは確かにシミがなかったし、ぱつんぱつんに肌ツヤも良かった。何かしているのかと聞かれ

主に「母と娘」に見られる親子関係について

 親子関係について気になる記事をちょこちょこと見かけるので、前から書きたいと思っていまして。  修了証を幾つか持つ程度にしか勉強したことないし、実践経験がまったくないのですが、本だけはたくさん読みまして。そして得たものを皆さんに分かち合えたらと思いまして。机上の空論かもしれませんが、書かれた例とそれによるカウンセラーや精神科医、心理学者の話だけはたくさん読んで、著者の皆さんに共通する「伝えたいこと」を感じてきました。    父息子、父娘、母息子、母娘、それぞれに特徴があり、違