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♯6 今シーズンも折り返し

みなさんこんにちは。川崎 三織です。
前回の投稿から少し空いてしまいましたね:D

フランスに来てからもう少しで4ヶ月。
シーズンも折り返しまでやってきました。

なんだかんだですごく早かった気がします。

レースの日々を過ごしていて分かる現実の厳しさ


今シーズンの成績をまとめて表にしました。

左から 日付 レース名 開催地 カテゴリー 距離 順位

ライセンスの関係でレースに参加できたのが3月末と遅くなってしまったので、本当だったらもう少し早い時期に出れていたと思います。

これでも出ているレース数は現地の選手に比べて少ない方なので、いかに各地で盛んにレースが行われているかが分かります。

フランスで一人前にプロを名乗れるレベルは、エリートナショナルのアマチュアトップカテゴリーでシーズン中に数回は安定して優勝できるくらい。
(自分は正直言って、完走が精一杯なレベル)

契約できている選手もこれだけの人口がいる中でも本当にごく僅かなので、はっきり言って諦めの笑いが出てきてしまうくらい厳しいのが現実です。

ワールドチームクラスともなればそのプロの中でも精鋭中の精鋭。ヨーロッパのアマチュアロード選手はそれらのレベルを目指して日々レースを走っています。

戦争のようにとにかく激しい
フランスのアマチュアからプロまでのすべての情報が見れるサイト
DIRECT VELO
本当にレース数が多い

今日本で盛り上がっているTOJや熊野はUCIレースということもあり、出場できるチームはわずかです。そのほかにおそらく日本で目立って行われているレースはJBCFとJCLのシリーズ戦のみ。

もともと日本にロードレースの文化があったわけではないので、コストや土地のことを考えても頻繁に行うのは難しいですよね。

なので根本的に文化として根付いているヨーロッパと比べて、選手一人一人の知識も経験値もレースの成り立ちですら日本とは違います。

過去にヨーロッパで走っていた選手の皆さんが口々に
「ヨーロッパでプロになるためのヒントは日本のロードレース界にはない」
と言っているのはこういうことです。


日本からヨーロッパのプロを目指したいと志すものの、自分の置かれている現実に早く気づくには実際にヨーロッパに行くしか方法がありません。

他の競技に比べて費用が圧倒的にかかるので、そのプロセスの受け皿になるような活動ももちろん必要だとは感じますが
結果的には、

自転車競技で夢を目指す強い気持ちがあって、自分自身でチャレンジするために行動できる精神

がないと、ヨーロッパではやっていけないと思っています。

本当に、それくらい厳しい世界なので。

今ヨーロッパで根本的に自転車の文化に触れながら生活している自分の正直な感想です。

後半も頑張るぞ!

シーズン後半に向けて


これから夏の後半に向けてレース数もさらに増えていくので、落車も気をつけながらコンディションを落とさないようにしていきたいです。

7月にはTour de Franceも開催されます🚴‍♂️

今年は近くのリモージュもコースになっているので、個人的にレースをキャンセルしてでも見にいきたいなと思っています。今後ない機会かもしれないので、、


日本では最近地震が頻繁に起きていて、台風による被害も心配です。

皆さんくれぐれも気をつけてお過ごしください!

ではまた👋

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