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認知科学に学ぶ、勉強会での学びを加速するスタンス

ぼくの勤めている整体院はコロナの感染拡大防止のために休業している。

そこで同僚たちでオンライン勉強会を開こうということになった。

先輩がテーマを設定して講義をしてくれた。すごくためになった。超感謝。
学んだことは自分なりに整理して別記事でアウトプットしようと思う。

この記事ではタイトルの通り「勉強会での学びを加速する」ということを書きたい。

問題意識

勉強会をやってみて問題を感じた。それは、参加者からの質問が少ないこと。

「わからないことはありますか?」と聞かれてもほとんどの人が「大丈夫です。」で終わってしまう。

「わからないことは一つもない、完全に理解した」ということはないはず。


認知科学から紐解く勉強会のメリット

一人で勉強するより勉強会で複数人で勉強をすると学びが加速する。

これは建設的相互作用という効果が有るから。

人が一人で考えている時には,自らの知識を総動員して自分なりの問いを設定し答えを考えているため,その妥当性をチェックするリソースが残っていない.これに対し,考えを聞いてくれる他者がいると再検討のチャンスが生まれ,しかも,聞き手は話し手の思考過程を同じ詳細度では共有できないので不同意や批判を行いやすく,それが話し手の再考を促す.このように相互作用を通して新しい考えが生まれ続けるメカニズムを建設的相互作用と呼び,氏は,その一般化可能性をさまざまな文脈で探り始める.

よく「人に教えると自分の勉強になる」というけど、それはこの建設的相互作用によるもの。

勉強会参加者のスタンス

建設的相互作用というものがあることを知った上で、勉強会参加者のスタンスを考えてみたい。

勉強会参加者(聞き手)が質問をしないと建設的相互作用は生まれにくい。話し手の再考が促されないからだ。それは学びの量が減るということ。

学びを加速させたいなら、聞き手は積極的に質問をするべきだし、話し手も質問を歓迎すべき。

もし話し手が聞き手からの答えられなかったとしても全く問題ない。講義ではなく勉強会なのだから。

ぼくは理屈がわからないと知識として定着しないタイプの人間なので質問しまくった。ぼくばかり質問してて恐縮したレベル(;´∀`)

でも話し手からしても質問が無いより質問されたほうが遥かにいい。
ぼく自身、ITエンジニアだった頃、勉強会でスピーカーを勤めていた事があるが、頑張って資料を用意して話したのになんの質問も生まれなかったときの徒労感ったらない。

個人的には勉強会での質問は感謝の表現方法の一つだと思ってる。


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