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こどもが読んだ本(10歳)

『つれづれなる数学日記』(鯵坂もっちょ/KADOKAWA)

「ちょっとは興味ある?お母さんも読みたいから買ってみようか」
くらいの感じで購入したら、先に手に取ったこども、読み出したら止まらず。
時々うひゃひゃと笑う。
日記の1日分を読む、笑う、私に読み聞かせに来る、本見せて笑う、
を繰り返していた。

6/25の話は何回も「これで答えが出るというところまで・・・!」と笑っていた。
そこに書かれている数学者と一緒と言うつもりは全くないけれど、
本当に計算が嫌いな子で、学校の宿題をしていたころは、
2時間誘ってやっと計算プリントやりに来たら一問解いて逃げ、
児童精神科で「それは親子ともに苦労が多くて得る物がないから(笑)」
と医師に言われ、宿題などはやめてアンスクールになっていった。最近は、
「筆算なんて使う?電卓なしで計算しなきゃいけない状況なんてある?」
「九九覚えなくても工夫すれば計算できるもん」などと言いながら、
このまえMinecraftでブロックで地面に2進数のかけ算の筆算を書いていた。
そんな風だから、こどもがこの話を面白がる気持ちはわかる。

2/25の話は、「きのう笑いすぎて読めなかったとこ、読んであげるね」
と言って一行読んだこどもが、やっぱり笑って読めなくなっていた。
私も本を受け取って読み出したら笑ってしまって喋れなくなった。
これは是非とも夫にも、と読ませたら、真顔のまま読んで、
「なるほどね」と言われて、あれ?ってなった。

こどもが一冊ほぼ読んでくれたけど、自分でもう一度読んだ。
約30年、ほとんど使わなかった数学、ほぼ忘れたな、とわかった。
数学を忘れていても、数学の話はおもしろい。


『笑う数学』『笑う数学 √4』(日本お笑い数学協会/KADOKAWA)

数ヶ月前、この本おもしろそうと思ってこどもに表紙画像を見せたら、
「√4て何だよ?2でいいだろ。やだ。買わない」
と言われてしまった。
残念だなあと思っていたら、『数学日記』の中にこの本の宣伝が!
「同じ人が書いてるならおもしろいかも。買っていい?」
ともう一度聞いたら「うん、まあ」ということで、注文。
届いてみると数学日記の時と同じように読んで笑って見せにきていた。
食わず嫌いだったな、と思った。

『アルゴリズムがわかる図鑑』(技術評論社)

こどもが物語より図鑑が好きなので、
小さいころはいろんな図鑑をひとつひとつ買い足していってたけど、
7歳8歳となるにつれ児童向けの図鑑はあまり見なくなり、
いまはこういうのになった。
寝る前に読む本にこれを選んで「母さん見て〜。ソート。ふふふ」とか
楽しそうに眺めていた。
私は詳しくないので「へえ。分かりやすいの?」
くらいしか言えないけど、イラストがかわいい。
まなびのずかんシリーズは他にも持っていて、
『自動車解剖マニュアル』、『電気の図鑑』もよく見ている。

『マインクラフト公式ガイド レッドストーン』(技術評論社)

ネットで試し読みがなく、シリーズの中から一番気になる一冊を買ったら、
ページ数からの想像より内容が濃かった。
カラーでレッドストーン回路の絵があって、組み方が順を追って説明してある。
小さい字にさらにルビがふってあるところは、老眼の私には厳しいけど、
こどもは、見ると作り方がわかるみたいで夢中で読んでいた。
読み終えるとこんどはマインクラフトやってない私に内容を説明しはじめた。
ほとんど理解できないけれど、好きな物のこと話したいんだな、と思って、
「うん、うん、ふーん、〇〇って何?」という感じで聞いていた。
その後、同じ公式ガイドの『クリエイティブ』と『栽培&育成』も買い、
机の上に赤黄緑の表紙が信号みたいに並んでいる。