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桜並木の歌

桜祭りで賑わった
桜並木は初夏の頃
葉っぱは繁り影濃くし
誰の目にもとまらない

桜並木はそんな時期
ひそひそ仲間と囁き合う
「人の心は風のよう
移り変わって戻らない」

夏の間は虫のため
大きな日傘を用意する
蝉は日陰のその幹で
真夏の夢を見続ける

桜並木は人知れず
生命力を蓄える
枝を伸ばして葉は繁り
季節はめぐり花は咲く

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