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舞台は1923年のアルゼンチン。世にも珍しいタンゴの音ゲー『死のタンゴ』

 『死のタンゴ』。Steamのセールを漁っているときに見つけたタイトルです。ヤバいタイトルだなと思ってウィッシュリストに入れておいたところ、ゲームレビュアーのえむさんが贈ってくださったのでプレイしました。

 『死のタンゴ』は原題が『El Tango de la Muerte』というゲーム。邦題でヤバいタイトルが付いたのかと思ってグーグル先生に聞いてみたところ、『死のタンゴ』と表示されました。そのままでしたね。
(※ゲムスパの開発者インタビューによると、“El Tango de la Muerte(死のタンゴ)”という歌が実際にあるそうです)

 この『死のタンゴ』。なんのゲームかというと音ゲーです。キーボードでタイルを踏んでリズムを刻むのですが、ちょっと珍しいのは舞台が1923年のアルゼンチンということ。

 南米が舞台のものは、それこそ映画、最近はゲームでも多くなっていますが、西部劇モノが多いので、それよりあとの時代を舞台にしているって珍しいのではないでしょうか? 詳しくないだけだったらすいません!

 作品の雰囲気も独特ですが、リズムゲー部分がラテン系の音楽ってのも珍しい。

自分は『CytusⅡ』という音ゲーが好きで、キャラクターパックを衝動買いしてしまったほど。音ゲーでなにかひとつを勧めるならこの作品なのですが、この『死のタンゴ』には『死のタンゴ』にしかない魅力があります。

 『CytusⅡ』はキャラクターがそれぞれまったく異なる音楽性を持っており、それがストーリーにも繋がっている点、ときにキャラクター同士の音楽が絡み合っていくのが素晴らしいのですが、『死のタンゴ』は作品それ自体に強烈な音楽性があり、ひとつのパッケージとして完結しています。

 ただ踊るだけでなく、ケンカになって戦うシーンもステージに組み込まれていたりと、ストーリー部分と音楽部分の融合もバッチリです。

 難易度は普通に遊ぶと高いですが、アップデートでイージーも追加されました。

 自分がセールで見つけたときは100円でしたが、通常価格でも498円。(サントラ付きが520円でほとんど変わらないのでこっちがオススメかも)。セールじゃなくてもぜんぜん安いのでオススメです。

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