秘密の遊び
まえがき
20年前、NPO法人RIVERの最初の取り組みは『水』の本を作ることでした。時代の本質を知らなければ、地域は生きていけないと思ったからです。あれから時代はどう変わったのか?このたび『川』という本を作りました。32人、各界の方々に原稿をいただき、これから先も四万十川の流域で暮らしていく私たちの「道しるべ」としたいと思います。
執筆者のプロフィールはRIVER編集部が制作させていただきました。私たちも、参加させていただきたかったのです。失礼な言い回しがあるかもしれませんが、おゆるしください。
執筆者プロフィール
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秘密の遊び
黒瀬陽平
子どものころから、川好きの海ぎらいだった。
なにせ、海は広すぎる。広いから多様であるし、豊かであるわけだが、ぼくにとっては、まるで偉大すぎる母のようで、あまり近寄りたくない存在だった。
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