「えんりょしなくていいんだよ」と娘に伝えたあとに、自分の遠慮に気づけた。もう遠慮はやめよう。
冬休み中、いつも忙しくてなかなか子どもと出かけられないパパが、娘とお出かけすることに。パパは、「はなの行きたいところ、考えておいて」と言ってから、一度仕事に。
すると娘は寄ってきて、
「お母さん、どこに行ったらいいと思う?」
と私に聞いてきた。
「はなちゃん。行きたいところを、すなおに言えばいいんだよ。お父さん、はなのよろこぶ顔が見たいんだから、いちばん行きたいと思うところを伝えなよ」
それでも娘は、行きたいところを言わない。
「はなちゃん、ちょっと前に、いちばん好きなところは『子どもの国』だって言っていたじゃない。子どもの国に行きたいんじゃない?・・・もしもそれが無理だったら、お父さん、ちゃんとはなちゃんに今日は無理だな、っていうんだから、自分の気持ちを伝えた方がいいよ」
そういうと、やはり子どもの国と言いたかったみたいで、お父さんのところに飛んで行って、子どもの国に行きたい、と元気に伝えた。
パパと娘は2人で出かけ、私はちょっと体調が悪かったので、留守番。
夕方、2人が笑顔で帰ってきた。
夜、夫に、
「はなってば、パパに遠慮して、自分の行きたいところわかってるのに、私の後押しがないと言わなかったんだから」
と伝えると、夫は笑っていた。
私は、はなの遠慮が心に引っかかっていて、次の日も、時々思い返していた。
「なんで、あんな遠慮するんだろう・・・」
考えているうちに、このあいだ、友達に言われた言葉が浮かんだ。
「子どもに幸せに生きてもらいたかったら、ママが幸せに生きることだよ」
この言葉が浮かんだら、涙が出てきた。
・・・そうか。はながパパに遠慮するのは、私がパパに遠慮してるからだ。
パパに何も言わずに、「パパは忙しいだろうから」と思って、ちょっと時間が欲しい、とか、一緒に出かけたいな、とかも言わないでいるからだ。
でもそれって、パパを信頼してないってことだ。娘が遠慮なくパパに甘えていいように、私だって、パパに甘えていいんだ。いつでも、パパにしてほしいことを言っていれば、できるときは「いいよ」、と言うし、無理なときは、「今は無理だな」と言ってくれるだろう。
娘がパパに遠慮しないように、そして、娘が将来、素敵なパートナーシップを築けるように。
今までしていた、パパへの遠慮を、もうやめようと思います。
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