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05機能と空間

みなさんこんにちは!
どうもnakarikuです。

今日もやってきますよ。

今日は、シカゴ派について話そうと思います。


目次
□シカゴ派とは?
□きっかけ
□中心人物
□形態は機能に従う
□考えたこと


シカゴ派とは?

簡単に言うと、

1880年代から1890年代にシカゴで起こった鉄骨のオフィス建築が中心となったスタイル


もしくは、大火後の新建築ラッシュにおいて数多くの摩天楼を手がけた建築家たち

のこと。


きっかけ

高さ制限がなかったアメリカの都市では、都市部への人口流入と地価高騰による対策のため建築の高層化急速に進みました。

そんな中、1871年にシカゴで大火災が発生し、この火事は2日間も燃え続け市街地がやき尽くされてしまったそうです。

しかし、当時著しい発達を遂げていたシカゴは、そんなことも、もろともせず復興を遂げたのだとか。

木造が禁止にされましたが、
従来の煉瓦造りでは、高層にすると下層部の壁厚が増してしまうという欠点があります。

そこで鉄骨造にすると、下層でも十分に開口がとれるということ、また、主産業が鉄であったことにより鉄骨造の建築が中心となりました。


エレベーターと「コア」の概念の登場

構想のビルの普及には、エレベーターが不可欠でありました。初めは、蒸気式のエレベーターが使われていたが、1887年に電動式のエレベーターが用いられるようになります。

また、エレベーターの普及により、
空間を縦に積上げる高層化が加速しました。
それに伴い、効率性を考え 「コア」
(設備スペースや耐震、EV、配管など)
の概念が生まれました。


中心人物

シカゴ派を牽引したと言われるのは
ルイス・サリバンという建築家です。

彼は、ミース・ファン・デル・ローエの師匠でもあり、「フランク・ロイド・ライト」、「ヘンリー・ボブソン・リチャードソン」に次ぐアメリカ建築3代巨匠の1人と言われています。

彼は、若い頃、

ニューヨーク→フィラデルフィア→シカゴ→ニューヨーク→パリ→…→シカゴ

と点々と拠点を移し、再びシカゴに戻ってきた。その間活動が下地となり、今後の彼の活躍の基盤となります。

そして、アドラーと共同で設計事務所を運営し、シカゴの代表的な建築の「オーディトリアム・ビル」や「ウェンライト・ビル」を作りあげます。

形態は機能に従う

Form ever follows function


また彼は、形態は機能に従うという言葉を残しており、これは「生物学者の祖」と言われるフランスの学者マラルクの言葉だそうで、かれは好んで使っていました。


その一方で彼は、装飾に見せられており、アール・ヌーヴォー的とも言えるような装飾を展開していきました。

装飾を否定するのではなく、機能主義を公にしながらも、自然なと建築の有機的な融合を目指しており、弟子であるフランク・ロイド・ライトのに引き継がれていきました。




考えたこと

「形態は機能に従う」

これってすごく合理的で、確かにその通りなんだけど、自分には少し堅苦しく感じてしまいました。

そのものに備わっている働き・力

それだけを考えてしまうと、何か、それだけの物、空間になってしまいそうです。

自分も設計課題を通してる中で、合理的に話を進めたがるし、そう出なきゃだめだと感じてしまいす。

でもだからといって、大空間やがらんどうを作れば良いという訳もないと思います。

そこのバランスって絶妙難しいですよね。

青木淳さんの言葉を借りるなら、
「遊園地」ではなく「原っぱ」ですね。

本文では、ドラえもんに出てくる、ドカンの広場を例にして話が展開してきました。


そこで何が起こるかわからない楽しさ


これってすごく大切だなと感じます。
空間に対する人の関わり方、営み。
これは人ならではですよね。

また、本文では


空間が行為と対等である。


とも書いてあります。

つまり機能が先行してはいけないということ。
ものと人のヒエラルキーを無くすこと。

確かに言ってることはわかる気がするけど、それを実現するにはどうしたらいいんだろうと毎度頭を悩ませられます…

これは「分かったつもり」になってるからで、実は本質を理解していないからだと思います。

「分かったつもり」とは怖いものです。

だから今度しっかりと読み直して、「分かった」になるように勉強します。

興味のある方はぜひ読んでみてください。

なんだかスッキリしませんが、
今日はこんな所でおしまいにします。


読んで頂きありがとうございました!

では!

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