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03服飾と建築

こんにちは!nakarikuです!

今日も前回に引き続き、近代建築史で勉強したことと、それに関する服と建築についてを話そうと思います。

今日は、近代デザインに影響を与えた建築家・デザイナーグループの「グラスゴー派」の話をしていきます。

グラスゴー派とは、スコットランドのチャールズレニーマッキントッシュを中心とした4人の芸術家グループのことです。

マッキントッシュの初期の作品には、スコットランドの伝統工法であるスコティッシュ・バロニアル様式やケルト美術の意識とアーツアンドクラフツ運動に影響を受けていることが読み取れます。

家具や建築には直線を使った幾何学的なものが多く、後に流行するモダンデザインに影響を与えました。なかでも彼が設計した「ハイバックチェア」は有名ですよね。名前の通り背もたれがすごく長く特徴的であるために一度見てしまうと覚えてしまう気がします。また、絵画などでは人や植物が描かれており、アールヌーヴォーと共通点が見られます。


しかしながら彼らのデザインは、イギリス国内から酷評を受けてしまいますが、当時国際的に有名であった芸術誌の「ステューディオ」は、彼らに注目し、ウィーン分離派のJ・ホフマンに影響を与えます。その後ウィーン分離派展の参加を機に評価を得ていきました。

そして、第一次世界大戦後1923年を機に設計活動から身を退き、その後は、水彩画家として活動したそうです。

ここまでが、グラスゴー派とその中心人物であるマッキントッシュの話でした。



僕がこの建築家を知るきっかけとなったのがゴム引きコートと呼ばれるレインコートを知ったときです。

これは、1800年代雨の多く、馬車が行きかうロンドンで、雨をしのぐには布に油をしみこませることぐらいしかなかったそう。そこでマッキントッシュは、2枚の布をゴムで圧着し、防水の布を作り上げ、ジェントルマンたちに愛用されました。

いまでもMACKINTOSHとしてブランドは残り続けています。いつか着てみたいと思いますがかなり高くもう少し余裕が出たら着てみたいです!

僕は、ゴム引きコートもそうですが、デザイナーのキコ・コスタディノフさんがデザインしたMACKINTOSH0001がすごくかっこよく、そちらの方が興味があります。気になる人はぜひ見て見てください。

建築家が、画家であり、家具デザイナーであることはよくあることだと思うのですが彼は、服をデザインしていることが面白いと思いました。
服のデザインをしている建築家は、アンビエントの「イエティー」があったりと他にもいると負いますが、知識不足のため分かりません。

建築から服といった関係性で言うと、
何よりもすごいと思うのが、ルイヴィトンの現クリエイティブディレクターであり、オフホワイトを立ち上げたヴァージルアブローです。

彼は、イノリエ大学の時に、レムコールハウス設計のマコーミック・トリビューン・キャンパス・センターの影響でティシャツを作り始めのがきっかけといいます。

そこから、建築から退きファッション業界で成功して、ヴィトンまで登り詰めているのが驚きですよね。

建築を服とするという考え方(躯体になにか付け加えたり、引いたり)は、コンペなどでよく見られますが、もっと本質的な「服の考え方」と「建築の考え方」というものを考えてみたいと思いました。

ファッションはすごくサイクルのスパンが短いので、建築のサイクルのスパンとは大きなズレが生じてします。
だからこそ、どんな考えでデザインしているかがとても気になりました。

僕は服が好きなのでこれを機に「服と建築」について考えてみるのも楽しそうですね。

おすすめの本やウェブサイトなどあれば教えて頂きたいです!

こんな感じで近代建築史とは少し離れましたが、今日はこんな所とします。

読んで頂き本当にありがとうございます。

では!


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