2023.12.17 「ノボリトリート」 @小田急線登戸駅前エリア
向ヶ丘遊園行き、あちら側の世界へ直行しそうなネーミングセンスに乗車がためらわれる。「向ヶ丘」の現実ばなれ具合と「遊園」というユートピアっぷり、廃業した遊園地名のみが置いてけぼりの終点。常磐線に乗っていたはずなのに千代田線となり、いつのまにか小田急小田原線へ突入してゆく。
この電車は私をどこに向かわせるのだろうと思われた頃、雲ひとつない日暮れの空に富士山がみえた。終点ひとつ手前の登戸で下車して高架下へ向かうと、見知ったお顔ぶれがたむろしていてホッとする。今日は米澤一平氏が主催するイベントだったことに気づき、ますます磨きを増す敏腕ブッキングに唸ります。どきどき。
©Takashi Kanai
日は沈み、はす向かいのパチンコ屋が照らす高架下。ゆき交う人々、ひそむ音や息づかい、ぶちまけられる物たち、たのしかった。小さい頃に空き地で遊んだことを思い出す系のカッコイイことを言いたい・・ないけれども、もしあったらこんな感じなのかしらと想像した。いつか誰かが「そういえば、おとなの人たちが遊んでた気がする、ここで」なんて思い出してくれたらな。
「ノボリトリート」2024年4月まで開催とのこと。のちに道路となる未来の場へ、ぜひお立ち寄りを。ご一緒いただきましたみなさま、ありがとうございました。さまざまな再会も、とても嬉しいひととき。
ノボリトリート -いつもの街でハッとする。 登戸駅前ストリートアートパフォーマンス-（@noborito_street）
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▼ 川村美紀子ウェブサイト ▼
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