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「鏡開きと成人式」考

今日は古来から伝わる、正月の恒例儀式「鏡開き」。
そして、偶然にも重なった「成人式」。

<<鏡開き>>

年末に餅を搗き、鏡餅として祀っていた物をいただくのが「鏡開き」。
よく勘違いされているのが、上に載っている柑橘類。
冬みかん(温州みかん)ではなく、橙(だいだい)です。
これは、代々にひっかけて、家の繁栄を願っての物です。
最近は、便利になってプラスチックの型に入っている物。
そして、その中に切り餅が入っている物など、考えた人は凄いです。
そして、今日は鏡開き。鏡餅を切り分け、お汁粉で頂きます!
地域によって、色々作法は違うと思いますが、心身ともに温まる行事だと思います。

<<成人の日>>

元々は1月15日に行われていた「成人の日」。
同窓生が顔を揃え、昔話に花を咲かせたり。
しかし、早生まれ(1月~4月1日生まれ)は次年度送りだったのですが、是正されました。
そして、通称「ハッピーマンデー法」によって、毎年月曜日に開催される事になりました。
女性は晴着を着て、写真を撮ったりと楽しいイベントの筈なのですが、
今年はコロナ禍で中止になる事も多いとか。
重症化しないのであれば、実施させてあげればいいのにと思いますが、決まった事なので、口を出すのは止めておきます。

市長などの長い訓示を聞いたり、逆に式をぶち壊す若者が居たりとどっちもどっちの所もありますが、一つの節目として大事にしていければと思います。

さて、成人式の歴史はさほど古くは有りません。明治時期に開始されました。勘の良い方は気づいたかもしれませんが、徴兵の日だったのです。
戦前までは、当時の他の国と同じように徴兵の制度が有りました。
その招集が1月15日。
つまり、「成人したから兵役ね!」との話だったのです。

今は国防の面からの可否はともかく、徴兵はありません。
平和に過ごせる事に幸せを感じ、熱意ある若者を向かい入れ、活気のある時世にしていければと思います。

続く

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