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【ご報告:年賀状の運用について】

これから書くことは長文の言い訳です(汗)。あまりにも今更すぎて令和2年のド年末に言うことでもないんですけど、実は昨年の改元を機に「年賀状を出すのはもう止めよう!!」と僕の中で決めたんですよね(理由は色々…)。

たまたまその直後に引っ越しをすることになり、例年年賀状のやり取りをしている方々には「転居のお知らせ」のついでに「年賀状廃止」もお知らせすれば良いか…と引っ越し前はぼんやり考えていたんですが、実際に転居した後は猛烈にバタバタしまくっていて何のお知らせも出来ず、結局そのまま年を越してしまいました。郵便局には転居時に転送依頼を出してあったので、例年どおり旧住所に年賀状を下さった方々の分はしっかり転送されてきたものの、僕自身が年末年始はまるまる東京を離れていたため、帰宅して届いた年賀状を確認したのは既に松が取れた後…という間の悪さ。

郵便物の転送期限は1年間でしたから、じゃあ今年の8月までに「暑中見舞い」でも出して、ついでに転居と年賀状廃止についてもお知らせすれば良いか…と方針変更した矢先に新型コロナウイルスの流行が始まりました。ライヴが中止になったり大学での仕事が丸々2ヶ月飛んだりして自分の身の振り方を考えるのが精一杯…という状況に陥ってしまい、結局またしても何もしないまま8月の転送期限切れを迎えたのでした。

年賀状のやり取り以外で個人的な郵便が自宅に届くことはほどんどないのでそのままにしておいても良かったんですが、そうすると今年も律儀に年賀状を送ってくださる方(がまだ残っていたとして…)のところに「宛先不明」で返送されてしまう。事前説明なく年賀状を出さなくなったことだけでも十分失礼なのに、先方が葉書代と時間をかけて投函したものが郵便局のスタンプひとつ増えて舞い戻ってくる虚しさを思うと、「これは流石に何とかしなくては…」と焦っていました。

そんな折、たまたま郵便局の窓口で働いている音楽仲間の友人から「喪中のハガキをうっかり旧住所に送ったら返送されてきた」と連絡があり、慌ててお詫びするついでに「どうしたものか」と相談したところ、何と「転居時の転送依頼は希望すればさらに1年延長できる」という超耳寄りな情報を入手。速攻で郵便局のWebサイトに飛び、向こう1年間(=2021年12月まで)の再転送依頼を完了。とりあえず既に僕の旧住所宛の年賀状を出してくださった方(いるのかな…)のところに年賀葉書が返送されてしまう最悪の事態は避けることが出来ました。

とは言え、僕の現住所を知る人がほとんどいない現状には変わりがないわけで、来年の年末(=再来年の年賀状シーズン)には基本的にまた同じ問題に直面することになります。まあ年賀状って「出しても返信がない相手」は翌年の印刷リストから外したりすると思うので、こちらが2年続けて返信をしないことで「もうあいつには出さなくて良いか」と思っていただけたらそれはそれで…とは思います。年賀状のやり取りぐらいでしかお互いの近況を報告しあう機会がない友人知人もいて、彼ら自身やご家族の様子を年賀状から窺い知るのも年始のささやかな楽しみではありましたが、僕自身が皆さんに「年賀状」をお送りすることは(よほど気が変わらない限り)もう無いと思いますので、その旨ご海容いただければ幸いです。

年賀状シーズン以外の時期に(例えば「暑中見舞い」などの形で)葉書を使ってご挨拶することはもしかするとあるかもしれませんが、「個人情報の開陳は必要最小限に」という時代の流れもあり、かつてこちらから年賀状をお送りしていた全ての範囲に現住所をわざわざ告知する必要があるのかどうか、ちょっと審議が必要なところではあります。それに「転居のお知らせ」でよく見る「お近くにお越しの際はお気軽にお立ち寄りください」なんていう文言も、この「コロナ時代」には相応しくないフレーズですよね。

「どうしても対面での挨拶が必要な場合に限り、出来るだけ少人数で、事前検温・マスク着用の上、2m以上の距離を置いて20分以内でお立ち寄りください」

とか書くぐらいなら何も出さないほうがマシ(笑)。

…というわけで、2021年の年賀状は当方から(少なくとも現時点では)どなたにもお出ししていないこと、旧住所に年賀状を送ってくださった方の分は問題なく当方に届く手筈であること、今後の葉書を用いてのご挨拶全般についてはなお検討中であることのご報告でした。単なる怠惰と先送り精神が引き起こした事態であるにもかかわらず、しょうもない言い訳に長々とお付き合いいただきありがとうございました。皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

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