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源氏物語を読みたい80代母のために 47(2024GW福井旅レポ③完結)

 ようやく福井旅レポ最終記事です。ふう。
 5/2は夕方実家に到着、母の心づくしのお料理を前に、久しぶりのイトコズ過半数そろい踏み(4/7!)・一歳半の赤子を愛でつつ楽しい時を過ごしました。(あ、料理の画像ない←)旬のたけのこ、おいしうございました。それにしても母が元気。台所を回し、手仕事もし、曾孫の世話はプロ級。
「婆ちゃん、むしろ若返ってない?!」
 という驚きの声が孫から続々。曾孫パワーやばい。
 実家周辺は、詳しくは書きませんがまさに映画「サマー・ウォーズ」を地で行く三~四世代が至近距離(スープぐつぐつ状態でいける)でひしめく共同体。今時珍しいといわれますが、ぶっちゃけ共働きならばこの形態が一番無理なく安心で、理想的なんじゃなかろうか。そもそも福井というところは男女雇用機会均等法のずーっと前から共働き県で、子育て政策も手厚いところなのだ。なんせ紙の神様は女性ですからねフフン(ドヤ)。
 翌日からは「神と紙の祭り」本番。実家の面々は朝から多忙を極め、母以外殆ど出払ってしまった。以下、お祭りの様子を少しだけご覧ください。

山の上にある奥の院から川上御前が下りていらっしゃいます
お、ここにも「光る君へ」のポスターが
お神輿重い、がんばれ
大瀧神社のお社、オープン状態

 お祭りは三日間。最終日には「廻り神輿」という「山に帰る川上御前とのお別れを惜しむ」一大イベントがございます。一帯にある五つの神社を神輿が巡るんですよ。以下「2018式年大祭」の時の記事ですが、ご参考にどぞ:

 あの頃はマメだったなあ私(しみじみ←)。
そうそう、「光る君へ」といえば……

 ええ、同じ場所に行きましたのよオホホホ。元地元民ですから場所特定お茶の子さいさいですわオホホホ。

下に見えるのは成願寺

 ツツジがとってもキレイでした。そういやこの辺って昔は「つつじ祭り」なるものをやってたような……今はどうなんだろ?(未確認)。
 息子と娘に地元話を語りつつ、反対側の道を下り川沿いを歩き、程なく「越前和紙の里通り」に到着。元地元民なのでお茶の子(しつこい)。 

「えちぜん和紙の市」長田製紙所のブース

 この「えちぜん和紙の市」、毎年お祭りの時期(5/3~5)に近隣の和紙工場総出でお店を構えます。ここまで色んな種類の和紙が揃うイベントって中々ないんじゃないかな。年に一度の超お買い得ですよ!来年是非!
 ちなみに実家のオンラインストアはこちら【宣伝】よろしければどぞ。

 その後、福井銀行の跡地というか居抜きの
「越前和紙の里美術館」へGO。中が確かに銀行っぽくて(?)面白かった。椅子がどれもこれも立派で座り心地最高。もちろん内容も充実のラインナップでしたよ。なんせ
「紫式部と源氏物語 和紙に輝く五十四帖展Ⅱ」
ですからね!!!(といいつつ、この時点では『Ⅱ』の意味を把握していなかった。どゆこと?答えはまた後でー!)

 なんやかやと楽しんだその夜は、兄のオーディオ部屋兼展示室にて手持ちのウォークマン繋ぎ爆音視聴。都会のマンションじゃこうはいかないよねえ。気づけば一時過ぎまで満喫。おやすみなさーい。

シンプルアレンジで声のいい人のがひときわ良かったっす

 楽しい時間はあっという間。
 まずバイクの息子が帰りの旅に出発、次に私たち。
「皆来たら聞こうと思ってたことあった気がするけど、賑やかすぎて忘れてもうたわ」
 と笑う母。私はともかく(←しょっちゅう帰ってる)孫ズは久しぶりだったもんね。ご馳走様、ありがとう。また来るからね!
 再び武生駅からハピラインに乗り福井駅へ。

石垣も堀もある、最強といわれる福井城址(県庁)ですよ

 この福井城址のすぐ近くにある「越前ふくい美術館」。なんと越前市にある「越前和紙の里美術館」と姉妹館で、日野メカニカルという福井市にある会社が両方運営しているそう。どおりで二つよく似た造りだと思った!
此方も元銀行なのかな?それとも姉妹感出すためにあえて同じ形にしたのかな。謎は深まる。
 ハイ、もうわかりましたね?此方での展示は
「紫式部と源氏物語 和紙に輝く五十四帖Ⅰ」。
 入場料600円、実は1000円の姉妹館共通券もあった(買っとけばよかったー。まさかこんな駅から近いところにあるとは!)。福井城址とこの美術館、さっとなら一時間くらいで回れる感じかな。

 それから福井駅に戻り、例の「お蕎麦だうどんだ」で越前蕎麦&ミニソースカツ丼セットをいただき、たっぷり土産物を買って新幹線。

スイーツは別腹よ♡美味しかった

 遅い時間ながら結構混んでる。皆さん北陸旅楽しんだかなあ。私はメッチャ楽しんだよー。
 甘いもの食べたら急激に睡魔が襲い、ふと気がつくともう関東。大宮までちっかいなー。
 随分長い気がしたけど、終わってみればあまりにも短かった、怒涛の福井旅。つつがなく終了いたしました。元地元民!と言ってるものの、あまりにも私は福井を知らない……!と実感した旅でした。福井県内だけでコレなので、他の県はまして行ったことない行きたいところ山盛りなもんで、今後も北陸新幹線を積極的に活用していきたい所存です。健康第一で体力つけなきゃ!
 ではでは、また「光の君へ」でお会いしましょう♪
<2024GW福井旅レポ 完>


 

「文字として何かを残していくこと」の意味を考えつつ日々書いています。