母の日におもう
4月に入るとふいに
“今年の母の日はいつだっけ?!”
と思うカワコです。
例に漏れず毎年母に贈り物をしている。
たいていお花を贈る。
たぶん、お花は喜んでくれていると思う。
昔は違うものを贈った。
今でも覚えているのが、小学生だったか中学生だった頃、お小遣いを貯めトレーナーを贈った。
袖さえ通してもらえず、少し日が経過すると「あんたが着ていいよ」と、返品された。
社会人になってから実用的なモノならとヘンケルスの三徳包丁を選んだ。
これもほどなくして「つかっていいよ」と、返品される。
正直ショックだった。
母には何をしても響かない…
それでも毎年毎年贈った。
そこで唯一喜んだのが
“ちゃんとしたお花”だった。
当時、子供が所属していた少年団の親がお花屋さんだったこともあり、アレンジメントを作ってもらった。
田舎のお店屋さんだからとなめていた訳ではないが、素晴らしくキレイな仕上がりだった。
母へ渡すと
「あら、キレイだねー!」
…母の日以外でも色々贈り物をしたが、はじめて喜んでくれたと思う。
それからは
“昨年はアレンジメントだったから今年は鉢花”
“昨年はカーネーションだったから今年はアジサイ”
というように、ほぼお花一択。
鉢花の時は花壇や庭に植えつけるようだ。
「もう、植えるところないよ」
と言いながらも顔は喜びに満ちている。
もう花以外の選択肢はないのかもしれない。
…
かくいうわたしも母である。
子供が3人いる。
これまでもらうこともあったが、今ではほぼないといっていい。
それぞれの暮らしがある。
わたしには気をつかわなくていい。
ただ、帰ってくることがあれば
“ありがとう”を伝え合えたらいいな、
とは思う。
来てくれてありがとう。
顔見せてくれてありがとう。
恩着せがましくならず、感謝し合える関係がいいな。
なんにもいらんから。
時間のあるときでも
思いだしたら、ときどき帰っておいで。
みんなでジンギスカンでも食べよう。
…
こんな記事をみつけた。
「自分だけの時間」
ほんとそれな、と思った笑
最後までお読みいただきありがとうございます。
母。
今年の花も喜んでくれるといいな。
カワコ
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