出さない手紙を出したら、返事が来た。

以前１ヶ月くらい前に
亡くなった父親への色々な思いを
手紙に書きました

直接届くことはないけれど
読んだらどんな顔をするのだろう

そんなことを考えなから
出さない手紙、を書きました

　　　

そして、数日たって
こんな思いが芽生えてきました

「この手紙を母親に送ったらどうなるだろう」

伝えられなかった
子供の頃の正直な気持ちを見せる

いまさら余計な事を考えさせることになるかもしれない

小さい頃の自分が思っていた
父への無力感や怒り悔しさの感情を

母に知らしめたい
があるのかもしれない

　　

それでも
見せたかった
知ってほしかった
自分がどんな気持ちで過ごしてきたのか

49になって
親と暮らしていた期間よりも倍以上離れて暮らしている
親と一緒に暮らしていたときの記憶も
薄れてきている

　　

でもそのころの思いを　　
忘れてしまうことが
怖い、悲しい

だから自分がこんな気持だったんだを
覚えててもらいたい

そんな気持ちで母親に
こんなの書いてみた

って送りました

　　　

　　

何週間か経って
返事が来ました

「手紙何回も読み直しました」から始まって

父と母の関係や父に対する思い、
父への深い愛情が書いてありました

「あんたの手紙を仏壇に添えました
　お父さんに届きますように　見守っていてください」

で終わっていました

何回も見返しました

色々あったけど全部許そうと思いました

両親に愛されていた
それがよく分かったからです

大切な人に思いを綴る
伝えられるうちに伝えていきませんか？

取り返しのつくうちに
ありがとうを伝えられますように

それだけで
ほとんどの人間関係がうまくいくような気がします

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「おてがみ会」を開催しています。

・誰に書いてもいい
・書いた人に渡さなくてもいい
・書けなくてもいい

をモットーに、

お世話になった人
感謝を伝えたい人
自分に
誰かに
ペットに

いろんな人に思いをはせる、こんな会です。

隔週土曜日、8時～9時

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SNSのおかげで
簡単に人と繋がれるようになった今だからこそ、

手紙を書くとき、相手の顔を思い浮かべ、
どんな手紙にしようかと考えるのは、
プレゼントを選ぶようなわくわく感があります。
それは自分の心が落ち着く
豊かで特別な時間を作りたい、

自分にも相手にも
幸せを運んできてくれるのが手紙の力、
手紙を受け取った人が、
幸せな気持ちになったり、 元気づけられたら、
何よりの喜びです。

そのような思いで2021年4月3日に始めました。

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