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ディンケラッカーをオールソールする②

まいど!

これの続きです。

記事を書くのをすっかりサボってしまいました...

駆け足でいきます、ぜひ最後までご覧ください。


積み上げ作製

作業途中ですが積み上げを作っています。

アウトソールのお椀型に合わせつつ、ヒールスプリングを計算しながら形成します。

ボンドを塗り乾燥。

そういえば配属店舗の店柄、1年目にしては積み上げ交換をよくやりましたね。

張り付け、中から釘で固定。

ヒールが取り付けられるとかなり靴っぽく見える。

削ってカカトはひとまず終わり。

ツォプナートにペーパー当てられないのでかなりビビりながらやったのを覚えています。


最終仕上げ

ステイン(染料)を入れるため銀を剥きました。

オプションでトライアンフつけるためつま先は溝を作ってあります。

トライアンフの作業ほんと嫌い...

マスキングで覆います。

線引きでピンと来た方は靴好きですね、もはやキモいです。

オリジナルに近づけるべく、ソールは縁を黒、中を明るい色にするための作業です。

先程描いた線に沿って包丁を入れました。

ソールは切らず、マスキングテープだけ剥がすために切るのは初めてやった私にとって非常に難しく感じました。


完成

真新しいソールは気持ちが良いですね!

ソール中央のステインはライトブラウンにしてみましたが、ニュートラルの方がオリジナルに近いです。

化粧釘はやめました。面倒だし滑るし...

トップリフトがオーバーサイズですがそこはご愛嬌。

縫いなしオールソール、初めての作業でところどころミスはありましたが本当に勉強になることばかりでした。

決して良い仕上がりではありませんが、この仕事を初めて1年の良い記念になったと思います。


着用!

履くと感動が増します。

ソールの厚みが戻って外観も改善。

何より履き心地が良い。

ダブルソールなのに返りがなかなかなのはレンデンバッハのおかげでしょうか。

オークバークの中でもレンデンバッハは特別しなやかだと思います。

キルガー社に変わってからはよくわかりませんが。

何はともあれ素晴らしい経験になりました。

業態上、オールソールの作業はほとんど自分ではやらないため合間をぬってまたチャレンジしてみたいです。


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