JUTTA NEUMANN SIMONE
こんにちは、こんばんは。
最近お買い物系記事が多かったと記憶しておりますが、今回は買ってもらったものです。
タイトルの通りユッタニューマン!
サンダル界のロールスロイスとも呼ばれる逸品。
実は妻が婚約指輪のお返しとしてプレゼントしてくれました。
ユッタニューマン買ってくれる妻とかやばくない??
JUTTA NEUMANN SIMONE
色はブラック。価格はお察し。
ドイツ生まれの女性レザー職人ユッタニューマンによるブランド。
拠点はニューヨークに置いているそうな。
デザインが大変無骨で工芸品のような貫禄があります。
今回ご紹介するシモーネというモデルは、他のものよりも面積広めな一枚の革で甲を覆うシンプルな形。
シャワーサンダルに属するデザインですね。
極めてシンプルでそれが良い。
ラティーゴレザー
ユッタニューマンのアイコンのひとつでもあるのがラティーゴレザーと呼ばれる革。
オイルドレザーに分類されるようで、元は馬具に使用されていたとのこと。
頑丈さに加え、エイジングが顕著に見られるというよくあるやつ。
季節柄、修理の現場で履き込まれたユッタニューマンはちょくちょく見ますが、色抜けして黒×バーガンディみたいな色気のある雰囲気に仕上がっており素晴らしいです。
ビルケンソール
アウトソールはビルケンのスポンジソールを採用。
ビルケンは2つ所有しているので履き心地はよくわかっているつもりです。
軽くて接地感触もソフト、少し削れやすいのが難点でしょうか。
後述しますがユッタニューマンは踏まずが盛り上がっており、そもそも構造上この起伏に沿って接着可能なソールはあまりないのではないでしょうか。
オールソールするにしても、特殊仕様でなければ同じビルケンソールかビブラム7120を選ぶかと思います。
アーチサポート
土踏まず部分がかなり盛り上がっています。
ビルケンやオールデンのモディファイドラスト、ホワイツなどと同様ですね。
これによって疲れにくい、と思ったことは個人的にありませんが、足に沿う形でフィット感があり良い感じです。
にしてもアウトソールも含め、この形状の再現はなかなかの技術ですね。
ハンドメイドと聞いているので尚更。
見た目の曲線美もありなお良し!
あえて難点を
①コバ仕上げは綺麗でない
ユッタニューマンを履く方はそんなとこ求めてないと思いますが...笑
普通に段差はありますが、この辺も含め無骨さが味でしょう。
ただ製品の仕上がりとしてエルメスのような上品さには欠けます。
②革が伸びる
これは修理の現場にいるとよくわかります。
ユッタニューマンの修理はオールソール、ストラップ切れ、そしてストラップカットが多いです。
伸びるということは、最初は地獄のようにキツいということ。
今回選んだサイズ9は足長的に問題ありませんが、最初サイジングミスかと錯覚するくらいストラップまわりがキツい。
修行を受け入れられる方でないとベストなフィッテングは得られないことが多いかもしれません。
③手入れは必須
作りがシンプルなので、いかに革の状態をよく保つかが寿命を決めます。
たまにフットベッドが割れてしまっていたり、ストラップが千切れてしまっているケースも拝見します。
他の革靴よりも日頃メンテナンスをする習慣があるか否かが顕著に出ます。
私もプレメンテでデリクリとノワールのレノベイターをこれでもかというくらい塗り込みました。
この先が楽しみな相棒
エイジングが楽しみすぎるので、とりあえず近距離を少し歩く過程で慣らしています。
あと猫のロゴがチャーミングです。
私も妻も圧倒的に猫派なので、飼ってるし。
とにかく、結婚に際して買っていただいたものです。
大切に手入れしながら、長く永く履いていきたいですね。
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