見出し画像

無人島に靴クリームひとつ持っていくなら

まいど!

久々のシューケア記事です。

タイトルの通り、革への栄養補給として欠かせないクリームをひとつに絞るなら何か...

そもそも無人島にクリーム持っていかないし無人島にも行きませんけど。

で、結論これかなと。


サフィールノワール レザーバームローション

詳しい内容は後ほど。

靴修理が仕事ですが磨きも一日に何度もします。

そのためプライベートの靴磨きはもう飽き飽きしておりまして(笑)

その点これはローションタイプの最高級品、簡易的な汚れ落とし、良質な油分補給、品のある艶出しが一瞬で終わります。

とにかく楽。

クレム箱、最近全く出番がありません。

本格的なケアもたまには必要でしょうが、デイリーケアはこのローションで本当に十分だと感じます。

妻の靴、これでも一部ですが今回8足磨きました。

全部クリーナーかけてクレム塗ってなんてやってられません、劣悪労働環境下の社畜にとって貴重な休みです。

ちなみに、元々はローションなんて所詮...と思っていた頃もありました。

オールインワンという都合の良さは何でも落とし穴があります。

ただ使い方さえ心得ていれば、それはそれは素晴らしいアイテムです。

一周回って私のデイリーケアはこれに落ち着きました。


そもそもどんな品?

主な原材料はビーズワックス(みつろう)、ミンクオイル(動物性)、有機溶剤。

上記リンク先は同じくサフィールのローションタイプでメガヒット商品であるユニバーサルレザーローション。

主な原材料はビーズワックス、ホホバオイル(植物性)、有機溶剤。

どちらが良いというわけでもなく好みですが、個人的にはミンクオイル配合のレザーバームローションが好きです。

ローションタイプなので通常のミンクオイルより非常に塗り伸ばしやすく、保革やある程度油分補給による色戻しが期待できます。

白濁しない点も素晴らしい。

詳しくはルボウ様の記事をご覧ください。

何より意外と艶が出ます。

粒子が細かいのか革本来の質感も損ないません。

これに関しては使えばわかります。


使い方

レザーバームローションで手入れしているディンケ

使い方は超シンプル。

①布にローションを取りアッパーに塗布
②豚毛ブラシでブラッシング
③グローブクロスで拭き上げ

①有機溶剤や油分により元々靴に塗ってある古いクリーム等の汚れを吸い出します。それを拭き取るためローションは布で塗ります。
※所謂乳化性、油性クリームは布で塗ると上手く乗りません。ローションだからできることです。

②これがめちゃくちゃ大切。ブラッシングで一気に艶が出ます。よく初心者の方がローションタイプを使うとこの工程をとばしがちです。仕事でローションタイプを販売する時は必ずブラッシングするようにお伝えしています。

③ネルとかでも結構です。個人的にグローブが効率良く感じます。ムラになりにくいですし。

サフィールの他だとモゥブレィのクリームエッセンシャルも使いやすくておすすめ。


最後に

注意点として、たまにはクリーナーをかけてスッピンにしてあげた方が良いと思います。

ローションタイプの汚れ落とし効果はさほど強くないと思いますので。

ぜひお試しあれ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?