これだけは読んでおきたいミステリー小説5選
子供のころにアニメ名探偵コナンを観ていたこともあり、ミステリー小説をよく読みます。そんな私がミステリー小説に入門したい人へ勧める、これだけは読んでおきたい作品5選を紹介します。なお、ミステリー小説を知らない人でも知っているような作品は掲載していません(例:アガサクリスティ著「そして誰もいなくなった」)。それではどうぞ!
アガサクリスティ著「アクロイド殺し」(早川書房)
アガサクリスティの代表作として誰もが思い浮かぶのが「そして誰もいなくなった」だと思います。しかし、彼女の出世作は、それではなく「アクロイド殺し」という作品なのはご存じでしょうか?私はこの作品を一番お勧めします。そしてそれ以上特に何も言いません。当時のミステリー界を震撼させた本作をぜひ読んでみてください。
有栖川有栖著「双頭の悪魔」(創元文庫)
有栖川有栖の作品は名探偵コナンや金田一少年の事件簿が好きだった人には親和性が高い作品かと思います。というのも有栖川作品は同アニメにもよく出てくるような、外界から隔離されたクローズドサークル(例:絶海の孤島や孤立した村など)を得意とし、さらに誰がどのように犯罪を犯したかを読者に挑戦状として叩きつけてきます。その作品群の中でも評価が高い本作をぜひ。
綾辻行人著「十角館の殺人」(講談社)
ミステリー界の大御所綾辻行人の館シリーズ第一作目であり、デビュー作の「十角館の殺人」。無人の孤島に訪れた、お互いのことを海外古典ミステリー作家の名前で呼び合う、ミステリーサークルの大学生7人が次々と殺され、お互いに疑心暗鬼になるも。。展開が早く読みやすく、かつ読み応えのあるストーリーが感動的です。
桐野夏生著「OUT」(講談社)
平凡な主婦がバラバラ殺人を犯す。。。なんてサスペンス色強めな本作。ハラハラしてしまう展開に一気読みすること間違いなし。犯罪小説寄りではありますが、読了感がすごいです!上下巻です。
東野圭吾著「白夜行」(幻冬舎)
多数の作品を生み出し、ドラマ・映画化する作品が多い東野圭吾の超名作。一つ一つの関係ないような点が線となり、面となる展開で、各チャプターが面白く、「次どうなるの???」と時間を忘れて読むこと間違いなし。ちなみに本作のアナザーストーリー的な「幻夜」もおすすめです。
いかがだったでしょうか?上記の作品はミステリー小説入門として、読みやすくかつ面白いものばかりです。これらの作品をきっかけにミステリー小説を読んでみてくれる人が少しでも増えるとうれしいです!
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