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ようこそ新しき世界へ そうだ本を読もう「第10回」 鹿の王1

前座


1年も半分以上終わり、皆さんどのようにおすごしでしょうか。私は自分に絶望しております。

㋘一個落としただけだろ、あとふられたり、時間間違えたり、台風でやられたり、まあさんざんだよな。何で生きてんの?

あれそんなこと誰にでもあるよって慰める流れじゃないのか

㋘1年で100冊読むって言っていて10冊しか読めてない奴は喋る権利
ないから。

ホンへ

・7月28日から29日にかけて読んだ
鹿の王
作者 上橋菜穂子

事前情報

・文庫版だと1から4になっているが元は上下巻

・1巻だけ読んでの記事はどうかなと思ったが書くことにした。

・映画の評価は残念な感じの声が大きかった。1本の映画じゃ分量的に無理。同じ作者で分量が似ている獣の奏者が50話でアニメ化されているので2時間ちょいじゃだめでしょうが。

・新世界(といっても仮が主体の時代に似た感じ)で別の進化を遂げた生物や国同士の歴史、民族間の争いの大河ドラマ。

㋘....…

あらすじ

簡単に言うと主人公が元兵士も奴隷で岩塩鉱で他のものと働く、犬が入ってきてかまれ、主人公と赤子以外死亡。かまれたことで強化された肉体で脱走、偶然であった青年のところにやっかいになる。

・もう1方の視点からは、医者がかまれた人をみてやばい病気と気づく。被検体として生き残ったものが欲しいので探させる。

㋘字面にするとこんなに短いんだな
(しゃべれよ、本気にすんなよはね除けるなり、ツッコむと思ってんのになんでそんママいこうとしてんの)

しかしだよ最初にいった通りこの話は大河であり、新しい世界の導入の部分が強いのだよ。
(喋っていいのか、機嫌わるくしないかな。どうすればいいかな。)


正しく名前を呼ばれない先輩「完全にカワちゃんメンタルがいかれてんな」

すき家「なにがあったん」

キュアモート「しらん」

真剣「そういやさー」

カメさん「誰かなんとかしてやれよ!!」


(72時間後)
と言う訳でここからはこの本の強みだと思うところを話していくぜ。
3日寝たらなんでも解決しちまうもんさ。

㋗鳥頭が。

ポイント

この1巻は鹿の王の世界に入るための準備であるんだ。何年前にどんな戦があって、何で奴隷になってるのか。何十年前にどうしてこの国ができたのか。この国の人は人の乳以外を嫌がっていたり、この氏族は何で狼を黒い兄弟とよんでいるのかなんかを丁寧にかつ、キャラクターに喋らせているんだ。

だからすんなりと聞けるし、これがこの世界なんだてわくわくしてくる。

飛鹿なんて、鹿が出てきますがそんな種類の鹿うちの世界にはいないのだが、発情期の癖や、その習性、なついたときの仕草。餌の種類や増やし方。
見てきて書いたとしかおもえないのだが、これが上橋菜穂子の頭の中で作られた生き物なんですよね。

キャラクターも主人公のヴァン、医者のホッサルをはじめなんでこういう動きをするのかの心情がすごく細かく深くまで描かれている。だから自分の心の中でこういう人なんだということが刻まれ、深く残る。

だがらこれから先どうなるのか、が楽しみでありその楽しさがページをめくる手を放させなくなっていくのだ。

ファンタジー、ありえそうであっても違和感がないでもこのジャンルにおいて新世界をつくり、それを説明させることにおいてこの作者を超える人はいないだろう。

そして、その物語の争いの種も、また現実の私たちの世界と似ていて共感できて、人の思いも暖かさも、寒さもつたわってくるのだ。

最後に

新世界に入って行っても時間のある方は是非とも読んでもらいたい。
ちなみに買うなら最低でも1,2連続か上巻で買うといいぞ。理由ですかむっちゃ気になるとこできれるからですよ。

㋗今回も一言しか台詞ないのかい



河合聡:記事を書いた人、文芸部を作りたいが顧問やってくれそうな人を見つけれられなかった。

㋗:盲目なバカップルの片割れ。 

㋘:フイルムレッド楽しみだね。

その他:先輩ズ 次の記事の伏線の為仕込んだ。次回からそうだ本を読もうは停止して夏休み特別編の記事を書く予定。


小説 感謝状

3,4年前

多分この行事は、あまり顔なじみのいない僕にとってチャンスになり得る行事であって、もっと積極的に動く必要があった。でも途中で諦めてしまった。あまり知らないゲームのはなしだったり、タレントのはなしであったり、あいつに嘘告してこいよなんて言って遊んでる奴もいて。外れのクラス引いたかななんて思いながら、本を読む。いや僕がただ単に合わせられていないだけで、普通の年頃の男子なのだろうけども。2泊してもこの合宿で得られるものは何もなかった。そうしながら2巻目の途中まで読んだとき
「何読んでるの」といきなり声がした。
鹿の王は何故か2巻の途中で読むのを辞めてしまっていた。続きが気になってはいたがそれどころではなかったのだ。何故彼が僕に話しかけてきたのかそれは人生の中の7不思議の一つである。鹿の王を読んでいたからではないと思うが「鹿の王」と素っ気なく返した僕に質問を繰り出してきた君に感謝の意を休み時間が読書の時間から、おしゃべりの時間になってしまったのは君のせいである。


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