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ことはじめの2冊

怒涛の年末年始が過ぎて、今日から娘の新学期となった。
逆に私は今日からひと段落、といった日常のスタート。
2024年の目標として「コンスタントに書く」というものがあるので、
noteで日常のかけらを文章にしていこうと思う。

元旦から、のんびり浮かれた気分を感じているのが申し訳ないような痛ましい出来事が続いていたこともあって、書くことから遠のいていた。
何かを言葉にしようとしても、軽く感じられてしまって、結局、何も言えないし、書けなかった。悲しいとかしんどいという自分の感情さえ、今の状況では言うのもおこがましいような気がして、ただぼんやりどうしようもない気持ちを抱えながら年の初めを過ごしていた。

そんな今日このタイミングで改めて読み返したいと思って、本棚から手に取った本がこの2冊だった。

『氷柱の声』くどうれいん (講談社/2021.7)
『 i (アイ)』 西加奈子 (ポプラ文庫/2019.5)

どちらも再読で、特に『氷柱の声』は何回も読み返している。
2冊とも、折にふれて読み返す本だと思う。
日常に流され記憶が薄れていっても、何度も読み返したい本たち。

言葉は軽くなることもあるし思ってもみない方へひとり歩きすることもあるけれど、その一方で、人の心に何かを残してくれるという希望もまた読むことで感じる。そんな本。

今年は、本を読んで感じたことや自分の中にあるものを、言葉に出し、
文章として書くことを目標としている。
さらっとしたごく短い日記になる日もあるだろうけれど、書くことを読むことと同じくらい日常にしていきたいと願って、ことはじめの日記とさせていただきます。


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