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成功はちょっと遅れてやってくるー独立当初の収入のお話

フードスタイリストの河合真由子です。
わたしがフードスタイリストになるまでというテーマでこれまで7つの記事を書かせていただきました。
フードスタイリスト、フードコーディネーターを目指したいのに、技術や知識を学べる学校はたくさんありますが、「具体的にどうやったらなれるのか」というのは、未だに情報が少ないです。
わたしも少ない情報のなかからあれこれ試行錯誤でここまできていますので、これから目指す人達にとって、どんなふうにしたらなれるのかがわかる情報を発信していきたいとおもっています。

さて、きょうは、ちょっと気になるお金のお話です。
独立してから、食べていけるようになるまではやはり時間がかかります。
ここを知らないで、焦るあまりにいろいろなセミナーやビジネスコンサルティングなどにお金をつぎこんでしまうと、結構たいへんです。
(※参考になる書籍 「成功曲線」を描こう。 夢をかなえる仕事のヒント

その事が頭の中で最初から描けていないと、気持ちばかりが空回りしてしまいます。
余裕がない人って、ちょっとギスギスしていて、そうすると人ってよってきません。まさに悪循環です。
なので、最初から気持ちの上である程度食えないことを予想して長期計画をたてて動くことが大切です。
長期計画の具体的な年数については、その人の現在地と目指すゴールがどこかによって、またどれぐらいのスピード感で本気で努力ができるのかにもよるので一概には言えませんが3〜5年はかかるのではないでしょうか。


私はといえば、活動をはじめてからもずっとハケンで働いていました。
最初は週に4日働く約束だったのですが、実際に働いてみたら週に3日で十分時間が収まるぐらいの仕事量だったので交渉して3日にしてもらいました。そして、出勤日も前の週にスケジュールを事前申告すればいいという、本当におおらかな待遇。

ありがたいことに、チーム全員がわたしが料理の仕事をしていることを知っていて、しかも応援してくれるという、本当に恵まれすぎた環境のおかげで今の私があります。
(ちなみにこのときの元上司は、いまでも毎日、instagramをかかさずチェックしてくださっているとのこと。)

ともかく、料理のしごとでしっかり食べていけるようになることを考えつつも、ハケンの仕事で安定した収入を確保できていたので、気持ちの上ではすごくラクでした。
また、独立って、精神的にやはり孤独な部分があるのですが、たまにいくハケンの仕事で外の空気を吸えて、よい気分転換になっていました。IT関連の会社にいたのですが、料理の世界ではない別の世界のことも知ることができて、視野が狭くならずにすんだのも事実です。
ちょうど在籍しているときに、会社が上場したこともあり、会社が上場するときの空気を中の人間として感じることができたというのも、とてもよい経験でした。

最終的に、食の仕事での収入が上回った段階で、タイミングよく契約も切れて円満退社となり、今に至ります。

余談ですがアシスタントの収入だけで食べていくには、よほどの高い技術と経験値がないと難しいです。
最初のうちはアシスタントは、経験させていただく場であると割り切り、むしろそれでお給料が貰えるのであれば、とっても恵まれているとおもったほうが上手くバランスがとれます。(勉強させてもらえる上に、お給料までいただけるなんて、本当に贅沢だとおもいます。)

-今日のまとめ-
・成功はいつもちょっと遅れてやってくる。
ので、独立当初は、やりがいのある仕事とお金は切り離して考える。
・収入は大事、精神安定剤でもあるので割り切ってアルバイトや派遣でもしてまずは日々の生活を確保すること。

そして、
今の努力がすぐに結果にあらわれるわけではないけれども、今やるべきことに全力集中すれば、やがて結果となって自分にかえってきます。

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