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食の仕事、求められるのは先読み力のある人材

フードスタイリストの河合真由子です。
わたしがフードスタイリストになるまでというテーマでこれまで4つの記事を書かせていただきました。
フードスタイリスト、フードコーディネーターを目指したいのに、技術や知識を学べる学校はたくさんありますが、「具体的にどうやったらなれるのか」というのは、未だに情報が少ないです。
わたしも少ない情報のなかからあれこれ試行錯誤でここまできていますので、これから目指す人達にとって、どんなふうにしたらなれるのかがわかる情報を発信していきたいとおもっています。

今日は、未経験でもフードスタイリスト、フードコーディネーターになるための【最初の突破口】のお話です。
わたしも、実は全くの未経験からこの仕事をはじめました。どこかのレストランで働いていたとか、管理栄養士の資格をもっているとか、そういうバックグラウンドもなく、前職は海外でコンサルタントをしていました。でもそこから今のポジションにいます。

未経験でも次につなげるには?


未経験でも、料理家さんのアシスタントとして仕事をしたり、はたまた今どきは、インスタグラムなど自分のメディアで発信していれば直接仕事の依頼をいただけたりする時代です。でも、アシスタントも直接オファーをいただいた仕事も、残念ながら次につながる人と、それ1回きりで終わってしまう人がいます。

なぜだとおもいますか?

料理は、時間経過とともに状態が変化するものです。そのことを頭にいれて【先読み】で仕事を進める必要があります。
一緒に仕事をする相手が必ずしも料理についてお詳しい方とは限らないので、仕事を受ける側はそのことを頭に入れた上で仕事の段取りを行い、時には発注者に対して相談という形で注意喚起する必要があります。

また、料理だけに限らず、一般的に仕事において相手への気遣い・配慮はとても大切です。
相手の思いや、事情をよく鑑みないまま自分自身の経験や、価値観、はたまた狭い見識による判断だけで仕事をすすめることは後々大きなトラブルにつながることがよくあるからです。
こういった気遣い・配慮はだいたい、先読みすることでまかなえます。

では具体的に先読みって何をしたらいいのか?というお話ですが、とにかく質問型で相手が望むことやしてほしいことを聞き出すことだとおもいます。許可なしに勝手になにかをしてまうと怒られたりしますが、質問型でなんとなくこれをやったほうがいいのかな?とおもうことを、アシスタントについた先生や、発注者に質問していくのは決して悪いことではありません。
逆に、質問していくことで、やる気あるな・・・とおもっていただけることもあります。
最初のうちは質問のセンスがトンチンカンなときもあったりしますが、自分がその相手だったら、どんなことをしてほしいとおもうか、【想像力をはたらかせる】ことで質問のセンスも先読み力も磨かれてきます。
また、料理の仕事の場合は、そもそも料理の技術と知識を磨かないと質問のセンスも磨かれないので、そちらの努力も当然必要です。

最初の関門を突破したければ、とにもかくにも、相手にとって自分が【使えるやつ】と思っていただけることが大切。
未経験なら、まずは仕事の流れをよんで、想像力をはたらかせ、先読みで仕事をすすめることが一番お金がかからなくてすぐできる方法です。



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