「会いたいな」

「会いたいな」

と思った。

あのショートカットに、あのいとこに切られたオン眉に、あのおしゃれな細フレームに。

「会いたいな」

と思った。

あの訳わかんないおふざけに、オーソドックスすぎるドッキリに、あの、漢字が読めなさすぎる朗読に。

「会いたいな」

と思った。

アルパカかユニコーンの論争も、結局ラマだったことも、でもそうは見えないと思っとことも。

犬はほんとはニャーで猫はほんとはワンと鳴くという嘘も、それを真顔でつくことも、それに真剣に騙される姿に笑うことも。

勉強するはずがいつの間にかおしゃべりしちゃってるとこも、いつも伝わらないボケも、あとから思い返すと意味わかんない笑いも。

「会いたいな」

と思った。

「会いたいな」

全部、全員、何もかも、誰も彼もの、

あの笑顔たちに、

ああ本当に、今すぐに、会いたいな。

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