星野源の「うちで踊ろう」隠された海外対策:YouTube多言語化

星野源すごいよ~~~星野源のA&Rなのか制作担当なのか裏方もきっとすごいよオオオン;;;;

時の総理大臣が参加して大炎上したのは誰も想像してなかったですが、大きなバズを起こすのはアーティスト担当の夢ですよね。

すごいすごいと褒める記事は書きません。「星野源」から学べることは学んでやろうじゃありませんか。

星野源の#うちで踊ろうの英語訳が、#DancingInsideとなっていて、「うち=家」ではなく「内側」の意味にして、仕事などやむを得ず家から出ている人への配慮をしているのではというツイートがありましたね。

星野源は配慮の塊、、、翻訳のプロや海外の人の価値観などをわかっている担当がついているのかもしれません。

上記以外で、星野源すげ~と思った海外対策を1つ紹介します。現状これやれているレーベル少ない気がします。。。(少なくとも弊社でやっているアーティストいないかも)
「こんなん常識でしょ」って発見だったらごめんなさい。。。

星野源のYouTubeチャンネルのトップを開くと、こうなっていると思います。

コメント 2020-07-24 200343

うんうん、ちゃんと今見てほしい動画を上位に固定していますね。

さて、ここであることに気づいたわけです。

「日本語多くないか?」

サブスクへの楽曲開放と世界ツアー開催の発表を同時に行ったチーム星野源が、海外との距離が近くなるYouTubeを日本基準で運用しているわけないのです。

実は、YouTubeのUIの言語は見ている人の言語に(たぶん)自動で変わっているのです。

が、その言語設定はユーザーが自由に変えることもできるらしい(ぐぐった)

コメント 2020-07-24 200851

「言語:日本語」になっていますね。

これをクリックすると、驚くほどたくさんの言語の選択肢が出てきます。

試しに、「English(US)」にしてみましょう。

コメント 2020-07-24 201042


Gen Hoshino~~~~~~~!!!!

チャンネル名と、動画タイトル、説明文が英語になりました!

これ、自動翻訳じゃないんです(ぐぐって下の記事を読んだ)

YouTube公式のサポートによると、下記の文言があります。

動画にタイトルや説明の翻訳を追加すると、視聴者が自分の言語で動画を検索して見つけられるようになります。動画を翻訳すると、自分が住んでいる国や地域以外の視聴者も動画を楽しめるようになるため、世界中にファンを増やすことができます。

これって、海外からも動画の流入増やす大事な機能じゃない!??!

YouTubeの字幕機能はチャンネル保有者がOKにしておけば、ユーザーが翻訳した字幕を付けることができますが、
タイトルと説明文の多言語化はチャンネル保有者しか設定できないようです。

さて、面白くなってきたので星野源の「うちで踊ろう」がどこまでの言語に対応しているか見てみましょう。(どこの国を狙っているのかこれでわかる気がする)

▼中国語(簡体字)

画像4

▼中国語(繁体字)

画像5

おお、文章自体も違うんですね。

▼香港

画像6

多言語化の登録画面だと、<繁体字><簡体字><香港>というようにわかれているのですが、香港は登録忘れでしょうか。同じ繁体字をもう一度入力しなければなりません。

▼韓国語

画像7

▼フランス語

画像8

▼イタリア語

画像9


▼スペイン語

画像10

全部は確認しておらず、ざっくり見てみたところ、上記の言語には対応していました。6言語以上は設定しているようですね。ドイツ、フィリピン、ロシア語には対応していないようでした。

「世界で流行らせる!」という気概を感じてわくわくします、、、!

肝心の設定の仕方ですが、翻訳後のテキストさえ準備していれば簡単です。

1.YouTube Studioに入り、翻訳したい動画の詳細まで進む。

2.左のバナーから「字幕」

画像11


3.「言語を追加」

画像12

4.翻訳したい言語を選ぶ。リストに言語名が加わるので「追加」を選択

画像13

5.タイトルと説明を入力。「公開」を選択ですぐに反映される

画像14


すぐにできちゃいますね!
翻訳作業さえ外注してしまえば、これだけの作業量で海外からの検索誘引を増やすことができるかもしれません。

チャンネル名とチャンネルの説明の多言語化は、

ログインした状態でチャンネルトップに行く→「チャンネルをカスタマイズ」→歯車マーク→チャンネル情報を翻訳

から可能です。


【追記】

うちの会社の人に「星野源はわかったけど、他に誰やってるの?」って言われたので、追記です。みんなやってるからやるって道理があるなら、あたい調べて書くからやってくれ~~~~!!

English設定にしたら、タイトルと説明文が英語に。英語楽曲タイトルは『Even When Apart』なんですね~。


最近、SNSも多言語化している嵐も、もちろんYouTube(の最近の動画)は英語に切り替わります。


アニメの例ですが、英語字幕も付けて、タイトルと説明文も言語に応じて切り替わります。コメント欄の公式からの一言も英語になっている徹底的な仕込み!これ全話でやってるのすごい、、


YOASOBIやばい、これだけは絶対言語設定を変えて見てほしい。

歌詞の英語翻訳がある!!!!!

他の言語にも変えてみよう。

歌詞の韓国語訳がある!!!!!

歌詞の繁体字がある!!!!!!!

歌詞の簡体字がある!!!!!!!


YOASOBI、恐ろしい子、、、、ネット発アーティストの市場狙いではなくて、本気で世界取ろうとしているやつだ、、、

過去のMVも見たら、夜に駆けるとかのMVの説明文にも、English設定にすると英語翻訳の歌詞がある、、、
ユーザー作成の翻訳字幕もめちゃくちゃあるやんけ、、、

次の記事では、YOASOBIの海外対策を調べて書いてみようかな。最初からなのか、ここまで徹底して仕込めるのアッパレです。。。

私の担当アーティストもじゃんじゃん多言語化して、海外のお客さんにも動画に出会ってもらうぞ~~~!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?