消費

消費されている合間にかすかに流れる大好きなキラキラに救われて、生命を紡いでいます。

消費、消費、消費。
消費して消費される毎日ですね。私も、あなたもきっと。

回転寿司のように消費されることが嫌いです。私はそんなに安くない。簡単じゃない。食べ比べされるのも嫌い。商品だけど、商品じゃないの、このニュアンス分かってください。あ、やっぱり解らなくていいです。わかんないよね。

綺麗な消費のされ方をされたい。例えばケーキの断面はぐちゃぐちゃでも綺麗だけれど、それはケーキだからなの。完成されたキラキラだからなの。

私は完成されてないから、完成する気もないから、私のこと食べるなら綺麗に食べきって。ちびちび食べても丸呑みでもいいから、1ミリも残さないで。

消費されても消えはしないという信念を持っていても、それだけで全てに打ち勝つことは不可能です。そこに夢やら希望やらが混ざってくるのですが、それでも難しいものがある。

全てを終わらせたかった日々を繰り返して生きてきました。でも終わっても終わらなくても、私は一生不完全なままです。私自身がそれを望んでいるから。

プロのパティシエが作ったケーキを食べるより、幼なじみが作ったケーキを食べる方が面白いでしょう。どちらもキラキラしてるけど、後者の方が私は面白いと思う。だから一生不完全でいたい。このニュアンスも、伝わってますか?あ、やっぱり伝わんなくてもいいです。

分かんないまま消費を続けてくれたらいいし、正解の状態で1ミリでも伝わったらそれはそれで嬉しいです。

私の全てを感じて、考えて、消費してください。

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