憲法改悪反対 戦争反対

ツイッターでフォローしているのが政治系が多いもので、

色々政治関連の事が流れてくる。

見ていて思うのは、あまり気持ち良くないツイートが多いこと。

要するに左派と右派の戦いなのだけれど、

正当な批判や根拠を示した論戦なら良いのだけれど、そうではなく、

罵詈雑言であったり、憎しみであったりするのが気分が悪い。

明快な論理できちんと論じてくれる人もたくさん居るのだけれど、

そうではない人が目立って仕方が無い。

なぜそうなってしまうのか考えてみると、

「結論を盲信しているから」と思う他無い事が多いのだ。

良く有るのが、「憲法改悪」反対というものや、

「戦争法案」に反対するものなどだ。

崇高な理想と現実との乖離だ。

憲法を改正すると「戦争をする国」になってしまう、という。

確かに軍備や軍隊が無ければ戦争したくてもやりようがない。

では実際に一国だけで軍備を無くしたらどうなるのか、

それは戦後に起こった事実だけを見ても明らかで、

チベットは平和憲法を作って軍備を縮小した途端に侵略された。

現在は「国」ですら無くなってしまって、

中華人民共和国のチベット自治区とされてしまっている。

ウイグルも同様で、ウクライナも全く同様に侵略されている。

フィリピンから米軍が撤退したら、その途端、

中国が南シナ海の殆ど全部を自国領海だと言い始めて勝手に島を作って基地を建設した。

フィリピンのすぐ手前まで「中国領海」にされてしまった。

相手が弱いと見るやすぐに手を出して来る国が複数隣に有るのが日本だ。

日米安保を破棄して軍備を無くしたらどうなるのかは明らかだ。

それでも非抵抗で甘んじて占領されたほうが人命が失われなくて済む、と言う人までいる。

ウイグルは今どうなっているのか。

文化を奪われ、言語を奪われ、人権を奪われ、抵抗すると収容所に入れられ、

レイプされ、内臓を取り出されて売り飛ばされている。

全体主義国家に占領されても、今まで通りに生活が出来ると思っているのだろうか。

共産党というものは、戦争で失われた人命より遥かに多くの人間を虐殺して来た。

そういう国に侵略されたら戦って追い払う他、選択肢は無い。

戦争が起こる最大の原因は「軍事力のアンバランス」であるという、世界的な常識が有る。

相手が弱いと見ればすぐ手を出すからで、相手が一定程度強ければ手を出しにくいのだ。

以上の事から、日本はきちんとした軍隊を持って防衛しなければならないのは

明らかだが、これに対する明確で論理的な反論は聞いた事が無い。

ただただ「戦争反対」「戦争をする国にするな」というイメージの話ばかり。

日本共産党の志位委員長が最近、憲法9条は日本が外国を侵略する事は防げるが、

その逆は防げない事を認めた。

では一体どうすれば良いのか、については言及無しだ。


台湾有事について、

「そんな外国の事を気にするより統一教会を気にした方が良い」

と言った有名人が居た。

これにはかなり驚いた。

台湾は軍事的に見れば日本の南西部と一体で、他人事では済まない。

経済的に見れば、台湾を抑えられたら石油などを運ぶシーレーンが抑えられて、

少なくとも大幅に値上がりする。

台湾が抑えられたら半導体が大幅に不足する。

半導体が無いという事は、家庭の電気製品から自動車から、あらゆるものが作れなくなってしまう。


「ここは元々我々の領土だ」という嘘を言って力による現状変更をする事を

傍観していて良い訳がないし、傍観出来るわけが無く、必ず日本に影響が有る。

中国共産党は、台湾は我々の領土であると言っている。これは明確に嘘だ。

大陸に有った政府が台湾を統治した事は歴史上一度も無い。

台湾が中国領だという事は、尖閣もそれに含まれるし、沖縄も含まれて来る。

ロシアは最近、北海道はロシア領だと言い始めた。

そしてアイヌ民族運動を利用して、

「元々ロシア人であったアイヌを開放する為」北海道に進攻する理由付けをした。

こういう国々が隣に有る日本は一刻も早く憲法を改正して、

相手に手を出させない様にしなければならない。

「軍備増強ではなく話し合いで解決しましょう」という人が居るが、

どうしてそんなに無責任な事が言えるのだろうか。

一体何を話し合うと言うのか。

沖縄と九州をを中国に差し上げますから本州は勘弁してください、とでも言うのだろうか。

相手国が言う「公正な話し合い」というのは相手国の利益になる事を指す。

妥協は含まれない。

要するにこちら側が大幅に譲らなければ話し合いは成立しない。

話し合いを有利に進めるには、バックに強い経済力と軍事力が無ければ、

何を言っても聞いてもらえない。

これも今までの歴史を見れば明らかな事だ。

もし大幅に譲ったらどうなるのか、それはもう、ヤクザのゆすりたかりと同じだ。

一度金を渡してしまえば際限なく続くのだ。



崇高な理想を述べる人達から、これに対する明確な反論を聞いた事が無い。

「アベは悪い奴だ」という人からも同様に、明確な根拠を聞いた事が無い。

あれほど日本と世界の為に働いた業績を持つ人だ。

霊感商法をターゲットに消費者が契約を取り消す権利の為の消費者契約法を改正したのも安倍内閣だ。

力による現状変更をしようとする中国を封じ込める為の世界的な枠組みを提唱したのも安倍総理だ。

森友学園、加計学園、の「問題」も、「あやしい」とか「疑惑」と言うばかりで、

一切の証拠も無く、検察すら興味を示さない。

何をもって悪い奴だと言っているのか。

「アベノミクスは失敗した」のだと言うが、

ガタガタだった日本経済を大幅に立ち直らせた事のどこが失敗なのだろうか。

以上のように結局「結論を盲信」して、嘘を元にして、

非現実的な事をイメージだけで言っているだけに過ぎない。

これでは分断が進むばかりだ。

きちんとした議論をしてもらいたい。


以上見てきた様に、「あちら側」の言っている事は全て、

中国共産党の利益になる事ばかりだ。

日本を中国領にしたい、という力が働いているとしか思えない様な事を言っている。


軍備を無くす事が可能な現実的な方法が有れば是非賛成したいと思っている。

イメージではなく、現実的な話をしてほしい。




憎しみは何も生まない

ある人々について

何も言ってない人々