あの戦争は誰が悪いのか ぼんやり思わずに事実を検証をする
わざわざ自分が書かなくても以前から良く言われる事なのだが、、、。
ただ、こういう事はテレビとか、メインストリームメディアとかでは、
絶対に言わない事でもある。
アメリカは8月6日に広島に原子爆弾を投下し、
それでも日本が降伏しないので9日に長崎にも投下した。
と、習った人や思っている人が意外と多い様だ。
それは間違いで、アメリカ、トルーマンは最初から2発落とす事を決めていた。
それぞれ、ウラン型とプルトニウム型の爆弾だった。
これは実験も兼ねている事を物語っている。
実験の対象になる都市は予め空爆をせずに「保存」しておいた。
そして実験の対象は「猿」と呼んでいた日本人の一般市民だった。
ではアメリカ人は原爆投下をどの様に習うのかというと、
投下によって多くの米兵の命、100万人もの米兵の命が救われた、と教わる、
だから原爆投下は正しかったのだ、と。
自分は別に反米感情を煽りたいのではない。
現在アメリカは大事な同盟国だ。
また、現在生きているアメリカ人に原爆投下を謝罪して欲しいとも思わない。
ただ、事実を正確に認識して欲しいだけだ。
最近ではアメリカ人でも原爆投下は間違っていたと思う人も増えている。
保守派のトランプでさえ、最近それを口にした。
それはそうだ、基地が有るわけでも軍需工場が有るわけでもない都市の
一般市民を虐殺したのだから、これは明確な国際法違反、戦争犯罪である事は間違い無い。
広島の原爆死没者慰霊碑には碑文が刻まれている。
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」
これも良く言われる事なのだが、過ちを繰り返さないの主語は一体誰なのか。
広島市長は「人類」だと答えた。
かなり逃げた答えだがそれは正しいだろう。
けれど、原爆を投下するという過ちをしたのは誰なのだろうか。
それは悪い戦争を起こした日本人の事だ、と思っている人も居る。
ではあの戦争を起こしたのは一体誰なのだろうか。
これも日本が「侵略」する為に起こしたと習った人も多い。
日本は東南アジアの諸国に確かに攻め入ったが、
その国を侵略して植民地にしたかったからなのだろうか。
ここで一旦、マインドを切り替えて貰いたい。
現在の世界では戦争自体が悪だと思われている。
けれど当時、「戦争は外交手段の一つ」と言えるほど、通常の行為だった。
アメリカに停められてしまった石油を求めて行ったのも確かだろう。
ただ、日本が戦った相手は、その国を植民地支配していたイギリスやオランダなどだ。
そしてそれらの国を東南アジアから追っ払った。
大東亜共栄圏というのは、日本が東南アジアを植民地にする事ではなく、
東南アジア各国を独立させて軍事や経済のエリアを作る構想だ。
それはうまく行った部分もあれば、うまく行かなかった部分も有る。
そしてそれは別に慈善事業の様なつもりではなく、日本の利益の為だったのも確かだ。
アメリカは日本に石油禁輸をすれば戦争を起こすだろうと踏んでいた。
だからこそ、強硬な態度に出ていた。
日本は石油が無くなってしまって出て行かざるを得ない状況になった。
さて、あの戦争は誰が悪いのかというと、まさに答えは「人類」なのだろうし、
また、日本にも責任が有ったのも確かだ。
けれど戦争を起こそうとしていたのはアメリカだった。
「日本は侵略戦争を起こした悪い国だ」というのは何故なのかというと、
答えは簡単だ。日本が負けたからだ。
日本がもし勝っていたら、「アメリカは戦争を起こした悪い国だ」になっていた、
というだけの事なのだ。
要するに両方悪いという事だ。
この辺の事はルーズベルトやトルーマンの記録を読んでみると非常に良く解る。
評価は人によって分かれる。
けれど我々が戦後に教育された内容はかなり偏っていると言えるだろう。
日本は本当に「侵略戦争」をしたのかどうか考えて見ると
非常に複雑な問題であることがわかる。
原爆を落とされたのは日本が悪い戦争をしたからだ、などと
簡単に片づけてしまってはいけないし、
最低限、あれは重大な戦争犯罪だった事は確かだ。
戦争はしないと言って当選したルーズベルトは戦争をする為にわざと、
真珠湾攻撃を知らなかったフリをしたのかどうか、これも色々な本で検証できる。
かなり右寄りの人達は、あの戦争はアジアを開放する為だった、と言う事が有る。
それも一部では、結果的にはそうなったのも事実だが、
だから日本が正義だったとまでは言えないだろうと思う。
戦後の教育のおかげで、日本人の多くが、なんとなく、ぼんやり思っている事は色々有る。
「韓国併合」とか「侵略戦争」とか、はっきりと事実を確認したほうが良い。
また、「A級戦犯」とは何なのかも良く確認したほうが良い。
東条英機と言う人物は「悪人」だったのだろうか。
石原莞爾に言わせると東条は無能だったのだそうだし、
逃げてきたユダヤ人を保護したのも東条だった。
ドイツに抗議されても、これは人道上の問題だ、とはねつけたのも東条だった。
個人的に思っている事だが、日本も悪かったがアメリカも相当悪かった。
あの戦争の責任を全て日本に押し付けるのは間違っている。
ただ、日本は東京裁判の結果を受け入れた上でサンフランシスコ講和条約に調印し、
国際社会に復帰した経緯が有る。
後になって東京裁判は茶番だった、と言って良いものかどうか、、、。
けれど、事実は事実として、きちんとするべきだと思う。
我々がなぜ、日本は侵略戦争をした悪い国だ、と学校で教えられたのか、
その理由も確認しておく必要が有る。
要するにGHQとそれに媚びた教師たちなどのせいだ。
2016年、アメリカのオバマ大統領が、安倍さんの尽力によって広島を訪問した。
オバマは多くの識者から何もしなかった「無能」な大統領だと言われている。
けれど、広島を訪問したのは良かったのではないだろうか。
特に「謝罪」をした訳ではない。
また、今更、今生きているアメリカ人に謝罪して貰いたいとも思わない。
オバマの
「71年前の明るく晴れわたった朝、空から死が降ってきて世界は一変しました」
で始まるスピーチはとても良かったと思う。
あれは自分達共通の悲劇だったと、自分たちの事として語ったからだ。
自分達が今こうして豊かに暮らしていられるのは、先人たちのお陰だ。
正しい事も間違った事もしてきただろうが、それは全て自分達の国の歴史だ。
我々はその上に乗って生きている。
そしてその歴史はずっと2000年くらい続いている。
1945年の8月の前後で違う国になった訳ではない。
ずっと続いている。
東大法学部のみなさんに言いたい。
この国は途切れずに、8月革命など起こらず、ずっと続いている。
ただなんとなく、教科書に書いて有ったから、先生が言ってたから、
テレビで言ってたから、ぼんやりあやふやに思っていてはいけないと思う。
あの戦争について考えること、検証する事は山ほど有る。
自分なりにでも、事実を検証して持っておく事はとても大切な事だ。
外国人にあの戦争について日本を悪く言われたら、
きちんと反論出来るだけのものは持っておくべきだ。
後になってからなら、なんであんなバカな事をしたのだ、と、何とでも言える。
けれどその時、その時点で判断して行動してきた先人を感謝こそすれ、
バカ呼ばわりしても仕方が無い。
8月になるとあの戦争についての報道やドキュメンタリーなどがテレビで放送される事が多い。
けれど、テレビの言う事は眉に唾を付けて注意深く考える必要が有る。
特定の価値観だけに偏ったものをあっさり信じてしまってはいけない。
という訳で、自分は思っている。
原爆投下は明確な戦争犯罪であり、東京裁判はインチキであり、
あの戦争は日本が一方的に悪いのではない。
ただし、事実を確認したいだけであって、アメリカを悪く言ったり、
日本を美化し過ぎたりしたい訳ではない。
当時の当事者、指導者たちには、大変だったですね、と労いを言いたいと思う。
そんな訳で今年も靖国神社に参拝して、感謝する気持ちを伝えたいと思っている。
みなさん8月15日に参拝して非常に混雑するので、自分はいつも日にちをずらして参拝している。
あ、そうそう、「靖国神社を参拝するのは軍国主義者だ」と、
誰かに教えられたままになっている人も未だに散見される。
これも自分できちんと考えて見て欲しいと思う。
夏休みの読書にいかがでしょうか
早瀬 利之 著 石原莞爾 マッカーサーが一番恐れた日本人 (双葉新書)
百田尚樹 著 [新版]日本国紀〈下〉 (幻冬舎文庫)
もう少し落ち着いて批判してください
原爆は何の為だったのか あの戦争に対する認識
日本人としての反論ができますか?
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ネトウヨ 現実的な思考をするべき
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