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夢の国から救急搬送された話

ご挨拶😃

みなさまこんにちは。「書く」を生業としながら『note』には一度も書いたことがない、cowcamo編集部 コンテンツディレクターのmorry(モリー)と申します。昨年8月にツクルバにジョインし、今回初めてTSUKURUBA Advent Calendar 2022 に参加します!パフパフ📯

クリスマスはお好きですか?🎅

我が家では今年、LEGO(レゴ)のアドベントカレンダーを開けるのを毎朝の楽しみにしています。寝起きが悪い5歳の娘に、「今日はなんのLEGOが出るかな……?」と耳元で囁くやいなや、物凄いスピードで起床します。

🎅ところで自分がいつまでサンタさんを信じていたか、はっきりと記憶している人はいるのでしょうか。私はまったく覚えていません。

今年1番、印象に残った出来事

子育てのこと、飼っているハムスターのこと、音楽のこと、仕事のこと…。色々とお題を検討した結果、「今年1番印象に残った出来事」を書き残すことにしました。師走ですしね。まあ、一生忘れないとは思いますが……

夢の国から救急搬送された話

このお尻を見れば、「夢の国」がどこかわかりますよね。


娘が5歳の誕生日を迎える、2022年10月22日。私たち家族は早起きをし、「夢の国」(SEAの方)に出向きました。コロナ規制が緩和され、入場までに1時間ほど並び、10時を過ぎた頃にやっと入国できたのです。ここからは時系列でお届けします。

10:30 相棒をセレクト

パーク内は「リーナ・ベル」ムード一色!

胸に「Happy Birthday」と書かれたステッカーを貼ってもらい(キャストに出会うたびに「お誕生日おめでとう〜!」と声をかけてもらえるやつです)、まずは今日1日の相棒をゲット。リーナ・ベル(大きめ)のぬいぐるみを「くださいな」しました。
※娘のお財布には、『今日好きに使っていい1万円』を入れておきました。

11:15 混雑を避け、ブランチすることに

カチューシャもゲットし、足早にレストランへ向かいます。

ポップコーンですら何十分待ちレベルの混雑状況に圧倒された我が家は、何も食べずに来たことを後悔。混む前に、娘のテンションが上がりそうなデリプレートを求め、お目当てのレストランに並びました。

11:30 いただきます

大人はビールと軽食、娘は可愛いデリプレートを

レストランの開店と同時に入店し、無事ブランチにありついた我が家。ビールうま! 娘は可愛いデリプレートを頬張ります。大人もサイドメニューを注文し、みんなでシェア。(空腹が満たされなかった夫は先に席を立ち、骨付きチキンの行列へと消えていきました……

12:10 娘、吐く

この約3分後に吐くとは予想だにしてなかった……本人は異変を感じていたのカモ。

夫と合流するためレストランを出て歩く途中、ベンチでなぜか寝転ぶ娘。「お父ちゃんのところにいこう」と誘い、ゆっくり向かっていました。そして、夫が並ぶ行列付近で待っていると、娘が急に嘔吐したのです。顔を真っ青にして、かつ真っ赤にして号泣しはじめる娘。(青いのに赤い、という顔色をこの時私は初めて見ました……。)

そうしているうちに、すぐ2度目の嘔吐。通りすがりの方がキャストを呼んでくれ、間もなくお掃除セットを持った男性キャストが来てくれました。「大丈夫ですよ〜」と繰り返し、笑顔でお片付けしてくれるお兄さん。

12:30 これからどうする?

チキンを両手に持った夫が到着し、かくかくしかじかでと経緯を説明。すると夫、「とりあえず休んでれば大丈夫じゃん?」。娘は相変わらず顔色が悪く、嘔吐はおさまったものの、座り込んで動きません。チキンをひとつ差し出し、「冷めちゃうから今のうちに食べな」と、夫。いや、食べれるか!!
夫はチキンを2本お腹におさめ、みるみるうちに娘の全身には蕁麻疹が。これはまずい。休んでても大丈夫じゃなさそうと判断し、救護室へ移動したい旨をキャストに伝えました。

「自分で歩けますかね? 救護室、結構遠いんです」とのことで、車椅子での移動を希望し、その間私は水を買いに走り(自販機遠かった……)、戻ってくるとまだ車椅子は到着していない様子。10分くらい待ったと思います。

車椅子も夢の国仕様だった

お借りした車椅子には、代表的なキャラクターなどがデザインされていました。そのおかげか(?)抵抗なく腰掛けた娘。キャストに案内してもらい、救護室へ向かいました。本当に遠かった……これは車椅子で正解。20分くらいかかったと思います。

13:00〜 救護室での出来事

付き添いはひとりまで、とのことで私と娘だけ入室。小さめの診察室のような部屋に通され、娘はベッドに横たわったまま、しばらく脈を測ってもらったり、触診されたりしていました。

看護師さん数人が対応してくださり、続いて医師がやってきました。その日の体調や、レストランで食べた物、経緯などをひと通り説明。その後、注文したメニューに含有されるアレルギー物質の確認が取れ、入っていたのは……

胡桃(くるみ)かも。

ここにいたのか……!

看護師さんのメモを見ると、小麦や卵など、食べたことのあるアレルギー物質がほとんど。唯一胡桃だけは食べさせたことがありませんでした。「え、胡桃ってどこに入ってた……? そういえば、あのオシャレなサラダ(写真)に砕いた胡桃が入ってた、カモ……?」そのくらいの存在感だったんですよね。ふた口ほどあげましたが、ひと欠片にも満たない摂取量だったのでは。

13:30 救急隊員到着〜搬送

相変わらずぐったりの娘。「脈は正常だけれど、しっかり受診すべき容態」という医師の判断に基づき、私たち家族は夢の国から救急搬送されることに。夢の国から救急車に乗り、しばらくすると “ピーポーピーポー……” と言う音が響きはじめました。ゲストが夢から覚めないよう、徹底しているのでしょう。約10分ほどで「順天堂大学医学部附属浦安病院」に到着。この間、娘は少し眠りました。私は経緯を救急隊員の方に説明。

14:00 診察、採血、点滴

足の親指で脈をとりながら、点滴を受けました。

病院の医師に経緯を説明(これでかれこれ4度目)し、「う〜ん、胡桃かもね」。いや、もうそれは可能性としてはわかっている、原因を確定させて欲しいんや!という気持ちで頷き、採血ののち、2種類の点滴を受けることに。ひとつの点滴に1.5時間ほどかかるとのことでした。(長っ)ここでの付き添いもひとりまで、とのことで、私と娘だけカーテンの中に。

17:00 娘、回復

病院へ到着してからは一睡もせず、点滴を終えた娘。復活しました👏 看護師さんたちにバレないようにカーテンを開けたり閉めたりして遊ぶほど元気になり、ひと安心。東京都って子供の医療費免除されるけど、都外でお医者さんにかかるとお金かかるんですね。後日申請すれば戻ってくるとかこないとか。(やっていないので定かではありません……)

「シーッ」と言いながら繰り返しカーテンを開け閉めするほど元気に

17:30 退院し、帰路へ

最寄り駅から電車に乗り、まっすぐ自宅へ帰りました。娘は夢の国に戻る気まんまん。「よし、じゃあ行こうかぁ!」と誘われましたが、さすがにこの時間。体力も気力も奪われており、また来ようねとなだめて帰宅。ひとつもアトラクションを体験しないまま、19:00頃帰宅しました。

後日談

蕁麻疹は残るものの、翌日には誕生日パーティーを楽しみました。後日、紹介状を持って小児科に行き、精密検査。検査結果はやはり「胡桃」でした。アーモンド、ピスタチオなど、ほかのナッツ類は大丈夫のようで、胡桃だけ数値が上がっていました。ナッツ類のアレルギーは治ることがほぼないそうで、「できれば一生食べない方がいいね」と、医師に言われました。

娘は、「あのベビーカーさ、(車椅子な。)◯ッキーとか描いてあって可愛かったね!」と、今でも時々言います。そういえばあの日お誕生日ステッカーを貼っていたため、看護師さんや医師に「あ、今日誕生日なんだね……お、おめでとう……」とやや申し訳なさげに何度も声をかけてもらいました。ありがとうございます。メモリアルバースデーになりました。

最後に伝えたいこと

決して、夢の国が悪いわけではありません。含まれているアレルギー物質を確認しないまま注文をした親の責任と思って反省しています。あと、子どもが体調不良を訴えたら、素人(この日の夫)判断はするべからず。ということ。なるべく早くプロに診てもらいましょう。

胡桃は、アレルギー物質の中でも比較的与えてよいとされる年齢が高い食べ物です。そして、さり気なく潜んでいることも多いと思います。(危うくクリスマスにシュトーレンを食べさせるところでした……。)ぜひ、親御さんの方で気を付けてあげてください。

子どもが好むであろうメニューに入っている場合は、飲食店側のアナウンスを強化するという改善点もありそうですね🤔

それではみなさま、素敵なクリスマスをお過ごしください🎄
来年もcowcamoをよろしくお願いします♡

cowcamo編集部 コンテンツディレクター / 守田可愛(morry)

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