生成AI活用による【新しいコンテンツ作成の手法】
カバー画像について
カバー画像は手書きをChatGPTにアレンジしてもらったものです。
手書きのHi-Fi化は楽しいです。構図は違えど、良い感じのものが出ました。
この記事では、この「手書きのHi-Fi化」で見えた「新しいコンテンツ作成の手法」について詳しく説明します。
ちょっと危険だなと思った話
最近、テイストの指示をする際に気づいたことがあります。
通常、「固有名詞」でテイストを指定すると、ChatGPTは出力を拒否します。しかし、キャラクターや画家の作品を詳細に説明させ、その説明を使うとそっくりなものを出力できるのです。
説明を依頼する際に「固有名詞を入れないで」と指示すれば、特徴だけを抽出してくれます。
最初は「どんな作品のテイストも抽出できる!」と喜んでいましたが、次第に「Webに上がっているものはほぼ真似される」「課題と対策の必要がある」と改めて思いました。雑なインストラクションと既存の素晴らしいものを組み合わせると、かなりリスクがあります。
文章も同様に、いけてる文章と書きたい内容を組み合わせると、かなり似たテイストで出力できます。このポストではイラストに限定した話でしたが、実際にはテキスト、画像、音声、動画、デザインと、あらゆる場面で成功事例をクローンできます。
ここから少し恐ろしいのですが、ネタ出しからHi-Fi化(高品質化)までのプロセスを経ることで、爆発的にコンテンツを作成できます。
新しいコンテンツ作成の手法
私たちが遊びでやっていた「手書きHi-Fi化」が、実は「コンテンツ作成の未来の縮図」だったことに気づきました。
すでにゴールまで伸びているレールを流用し、簡単な指示でアレンジするだけで新しいものが作れるのです。
「AI」や「情報」をライブラリ(点)ではなく、フレームワーク(面)のように使うのが最適解だと感じます。
Webで公開されている情報はオープンソースのようなものです。自分でゼロから作らず、git clone(Webで共有されているソースコードを手元のPCにインストールすること)して手元でアレンジする方が質も高く、早くリリースできます。
私は以前は「ゼロから作りたい派」でしたが、今回の気づきで一気に「シード権を得た方が良い派」に変わりそうです。この新しい手法を取り入れることで、より効率的で質の高いコンテンツ作成が可能になるでしょう。
これまでの情報がレゴだとすると、今は粘土のように扱える感覚です。
適当にまとめて、こねたり叩いたり丸めたりちぎったりできます。減らすのも増やすのも容易です。
他人が作った粘土の一部を変えてオリジナルにすることもできます。多少の抵抗はあれど、これは不可逆的な現象だと思いました。生成AIによって、コンテンツ制作が次のステップに進んでいると感じます。
コンテンツ制作フロー
①成功している情報、良質な情報を取得する
成功例や質の高いコンテンツを収集し、ChatGPTなどで特徴を具体的に説明してもらう。もしくは、そのコンテンツを学習データとして利用する。
②その情報に簡単なアレンジを加え、自分がリリースしたいコンテンツにする
収集した情報を基に、自分がリリースしたいコンテンツになるようアレンジを加える。たった1行のプロンプトで、オリジナルコンテンツが完成する。
③必要であれば、他の良質なコンテンツもマージし、最高品質のコンテンツを作成する
他の高品質な情報を統合(ChatGPTなどへ入力)し、さらにブラッシュアップ。
④1~3を繰り返し、良質なコンテンツを量産する
上記のプロセスを反復し、継続的に高品質なコンテンツを作成。
このフローを実践することで、効率的かつ効果的に高品質なコンテンツを継続的に作成できます。
結論
新しいコンテンツ作成の手法を取り入れることで、効率的で質の高いコンテンツ制作が可能になります。
AIと情報をフレームワークのように使い、既存の成功事例をアレンジすることで、迅速に高品質なコンテンツを作り出せるのです。
この手法を活用し、コンテンツ作成のネクストステップに進んでいきましょう!
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