DMM WEB CAMP のメンターを終えて
2024年5月、DMM WEB CAMP のメンターを終了しました。2023年11月頃からスタートし、約半年間従事し、4名の受講生さんをサポートさせていただきました。
メンター経験は「キカガク」のチューターをやっていた時にもあったのですが、1対1で30分行うのは初めて。いろいろ学ぶものがありました。
「教える」ことのメリット
「教える」という行為では、「教わる側」と「教える側」どちらも同じくらいの学びがあると感じます。教わる側は知らなかった知識がマルっとインプットされ、教える側は抜けていた知識を補填したり、当たり前にしていたことの再認識だったりと、新しい発見があります。
メンタリングで心がけたこと
カリキュラムに乗っていることは極力話さない。
メンタリングは週に2回、各30分で行いました。
(人によっては週1回、1時間のケースもあります。)
その時間はとても貴重だと思うので、いつでも読めるカリキュラムの内容についてはなるべく話さないようにしました。ここで話さなくて良いことに時間を使うのはもったいないからです。
もちろんメンティー(受講生さん)からカリキュラムについて質問があればお答えします。その際は、+αの知識を添えたり、違う言い回しで説明していました。メンタリングでしか得られないことに重点を置きたいからです。
質問対応以外だと、副業案件獲得、キャリア、現場の状況・流行り、デザイン以外の領域(生成AIなど)のお話を主にしていました。
特に生成AIの話は、私がSHIFT AI というAI活用を推進する企業にいるので、つい長くなっちゃいました(笑)
カリキュラムにはさほど価値がない
やはり、情報は限りなく無料で手に入る時代。カリキュラムの価値は高くないと考えています。検索、もしくはAIツール(ChatGPTやPerplexityなど)でも手に入ります。
重要なのは、「そのカリキュラムを挫折せず完遂するサポートをすること」と「カリキュラムからは手に入らない生の情報を共有すること」。
ここは半年間メンタリングをしていて、より濃く思うようになりました。属人性がない情報には値段がつけられないです。
メンティーからのうれしいお声
質問フォームでは分からなかった内容が、メンタリングでお聞きして分かりました!
メンターが川合さんで良かったです!
そう説明されると理解できました!
やはり、「自分だから役に立てた」と感じられるとうれしいです。やっていて良かったと思います。
今後
デザインに生成AIをどう導入したら最もバリューを発揮するかを考えています。DMM WEB CAMPではWebデザインとコーディングなどを教えていましたが、「デザイン×AI」という未踏領域の研究・実践をしたいと思い、メンターを終了する決断となりました。
4月からSHIFT AI というAI活用推進企業に入社しました。そこで生成AIの活用方法、案件獲得、キャリアの情報をデザインの力で広める活動をしつつ、そのデザイン自体にもAIをアドできるように日々考案していきます。
SHIFT AI ではコミュニティを運営しています。生成AIに興味がある方はぜひチェックしてみてください。
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