原文にあたってきた(4ツイート分くらい)

 好きな児童文学好きな童話は今でも同じものが好きで、たしかこの前会話の話題になったそれは宮沢賢治だったのだけど、私があれをちゃんと楽しめたのは二十歳過ぎてからで、子どもの頃にはよくわからんものでそのままちゃんと読みもしなかったのではないか、それにくらべて浜田広介のはとてもよくわかった。

 最初にいれたタトゥーは当初の思い込みとかいろいろあって、あとで違うデザインにすればよかったと思う人割合がとても多いそうだ、というのをきいた。私は二十年くらいあたためてたやつなので特に後悔はない。

 今なら最初になにをいれるかなと考えたことがある。左右の手のひらと手の甲に太い釘を打ち込んだ跡を模したタトゥーがよいなとか考えた。キリストの磔刑タトゥーは調べていないがこの世に結構いるのではないか、と思い、調べてみると、「手のひらに釘を打ち込んでも身体の重みで裂けてしまって固定されない、磔刑の釘は手首に打たれたものである」という記載が各所にあった。

 先日ブックオフの立ち読みで私が子どもの頃から好きな『わがままな大男』の絵本を立ち読みした。短いのですぐ終わる。たまに私が「いま住んでる自宅を公園にして子どもらに遊ばせたい」とか書きこむのはこれが理由だ。その中に出てくる子どもの手のひらに釘の傷跡が出てくる。さっきの検索結果を考えながら、「原文にはあたってないけど、この時代はまだ手のひらに釘が打たれてたと思われていたのだな。」と思った。
 原文にあたってきた。「For on the palms of the child's hands were the prints of two nails」とあった。まだこの時代は手のひらだったんだ。


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