方言符牒業界用語口内炎アフタ営業車

 私の家の中ではずっとアフタで通っていたその病名が小学校中学校高校で通じず、仕方なく私も数十年、口内炎と呼んできたけど、私の家でそうなったきっかけはきっと母が病院でアフタ診断を下され、そういう病名を告げられたからなんだろう。いまだにアフタ呼称が一般化しないのはなんでだろう不思議だな。いやいま、不思議と思わずにアフタ呼称の普及に余生を尽くそうという決意ができた。

 そういうのはもう一つあって、タクシーのことを我が家では営業車と呼んでいた。そういう業界用語を使う仕事を母がしてたのだと思う。タクシー呼称は私の家の中にはいってこないで私もあれをエーギョーシャと呼んでた。エーギョーシャで行きたい、とかねだった。営業車が他の人に通じることは一度もなかった。私も子どもながらにタクシーの方がかっこいいのでこっちも変えてしまった。今日からタクシーのことを営業車と呼ぶことにする。

 今日の二つの決意表明。

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