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【走行中給電システム】電気も無線で飛ばせる時代へ

こんにちは!
川江光です!

2025年に開催される大阪・関西万博
様々なアクションプランが企画されている中、車が走っている間に充電ができる「走行中給電システム」が実現するのでは、という話題が出ています。

①無線で走る走行中給電システム

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今回記事になっていたのは、「走行中給電」。
関西電力や大阪メトロなどが大阪・関西万博の輸送手段として電気バスを100台導入し、その運行や充電方法に関する実験をNEXCO東日本が参加するというもの。


温室効果ガスの排出量削減やパリ協定でカーボンニュートラルに向けた動きが世界で加速し、
ガソリン車からEV(電気自動車)が少しずつ普及し始めていますが、EV普及に大きな問題となっているのが電力補給の方法です。
EVの電池切れや充電時間の長さをどのように解決していくのかなど課題が挙がっており、今回の「走行中給電」ではそういった課題を解決していくのでは、と注目されています。

EVを充電する場合は、プラグを差し込んで充電をしますが、走行中給電では道路にコイルを埋めて電流を流すことで無線で電気を流すシステムを作り、走りながら充電できるシステムで、万博時には公道でも給電レーンを作るという高速道路会社では初めての試みとなるようです。この実験はワイヤレス給電の実用化ともされています。

②様々な分野で広がるワイヤレス

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電気を使う場合は有線での充電が当たり前でしたが、電気を無線で飛ばしてまるで空気のように、いつどこでも必要な時に電気を取り込めるようになる未来が現実になろうとしています。

例えば、電車に乗るときに改札でICカードをかざしたり、イヤホンやマウスもワイヤレスが普及し、最近ではスマホを置くだけで充電が開始される商品も出ています。
このように、近い距離でのワイヤレス給電の商品は実はもう既に多く販売されており、今後は遠い距離でも同じような仕組みで電気を飛ばして受け取れる未来の実現に向けて世界が動いています。

③電力不足への解決に

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外出中スマホの充電がわずかになり、電源が切れないかドキドキしたり、バッテリーや電源コードで荷物がパンパンになったり。このようなことも無線給電が普及すれば、充電や荷物に気を取られることなく、より便利な世の中になると感じます。

また、地球温暖化の問題から二酸化炭素を排出を抑えるために、火力発電から環境負荷が少ないとされている、太陽光や風力などの再生可能エネルギーへのシフトも注目を集めている一方で、どうしても夜間に発電ができなかったり、天気によって発電量が左右される結果、今年の夏は「電力不足」「電力逼迫」という言葉も出ているぐらい
電力が足りないことが報道されています。
基本的に貯めることができないとされる電力で、安定的な電力の供給が課題となっている今、
今回の無線給電の技術は、電力を必要とするさまざまな機器と人とのかかわりを大きく変える可能性を持っていると感じます。

④まとめ

今回はEVの普及からワイヤレスで充電できる道路をご紹介しました。
電力を必要とするモノや機器は私たちの日常に溢れているからこそ、ワイヤレスに実現することができれば、私たちの生活も変わっていくのだろうなと、非常に未来にわくわくする話題です。
スマホやイヤホンなど電子機器ではワイヤレスが主流となってきているように、今後も幅広い分野でワイヤレスが主流になってくることで私たちの生活がどのように便利になり直結してくるのかがとても楽しみです。

以上
川江光

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