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【目標達成への近道!】多角的な視点から戦略の方向性を導き出すSWOT分析

こんにちは!
川江光です!

ビジネスをしていく中で、「分析する」ことは日々変化する日常で変化や違いに気づく非常に重要なことの1つです。

今回は新規事業を始める際はもちろん、事業転換や経営戦略を見直す場合にも役立つ「SWOT分析」についてです。

①SWOT分析とは

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「SWOT分析」とは、以下の4つの頭文字をつなげたマーケティング戦略の1つです。

Strength(強み)
Weakness(弱み)
Opportunity(機会)
Threat(脅威)

4つのうち、強みや弱みは「内部環境」と呼ばれ、
ブランド、価格、立地、対応力といった、自社の商品やサービスについて分析します。
機会や脅威は「外部環境」と呼ばれ、
世の中の動きや景気、競合他社、経済状況、トレンドなどといった自社を取り巻く環境の分析になります。

このように、内部環境と外部環境の様々な角度から現状を把握できる特徴を持っているため
新規事業はもちろん、経営戦略の見直しをする際にも使われています。

②クロスSWOT分析

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4つの分析をしたところで、SWOT分析はここからが本番。
書き出した4つの項目内容から、どのように戦略を立てていくのかが重要です。
そこで使われるのが内部環境と外部環境を掛け合わせた「クロスSWOT分析」です。

4つの項目それぞれを掛け合わせて新しいビジネス機会を作り上げていく方法です。

■強み×機会
■強み×脅威
■弱み×機会
■弱み×脅威

多くの情報やとりまく環境が溢れているため、事業方針や企業の将来を決めていく際に
多角的な視点からプラスマイナスの面を可視化し、冷静に現在の状況の整理今後の方針を決めていくことに役立ちます。

③成功したシャープの例

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クロスSWOT分析での例は多くありますが、
製造環境の安全性といった強みの内部環境
そしてマスク不足という外部環境を徹底的に把握し、
いち早く事業に取り組むことで成功したシャープの例を挙げてみます。

シャープと聞くと、多くの方が家電製品など電化製品を思い浮かべるかと思います。
まさに医療用とは全く異なる業種であるシャープがマスクの生産をいち早く生産し、日本社会に貢献しました。

シャープは内部環境での強みとして、
液晶パネル製造用にクリーンルームなどを持っていることから
細菌などが排除された環境で製造されているという圧倒的な品質面での安全性
そして外部環境として、変化する社会の状況を素早くキャッチし、必要とされている消費者のニーズ、マスク不足の解決に素早くに応えたことが、
マスク生産という新事業において、上手く戦略を立て成功した事例とされています。

このように、コロナ禍での重なる緊急事態宣言や時短要請などにより
多くの企業が商品やサービスのあり方、経営方針について考え直すきっかけになるタイミングでもありましたが、
そんな変化する私たちの消費者ニーズをうまくとらえて、新事業や業務内容を変えてビジネスの成功をしている企業も多くあります。

④まとめ

今回は自社分析でのSWOT分析、クロスSWOT分析についてご紹介しました。
自社の強みや弱みを把握することはもちろん、トレンドや社会の動き、経済などといった外部環境も同時に考えることで
客観的に事業を見つめ直す事ができ、新しい方向性の再発見にも繋げ、今後の方向性の決定をすることに役立てられます。

次回は分析の中でも、さらに自社をとりまく外部環境の分析について投稿予定です!


以上
川江光

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