【消費者の心を掴むテクニック】意思決定を操るフレーミング効果
こんにちは!
川江光です!
お店の広告や街中を歩いていると「〇円引き」「1つ無料」といったキャッチコピーにひかれて、ついつい商品を買ってしまった経験、皆さんもこれまでにないでしょうか?
今回は人を引き付ける戦略「フレーミング効果」についてご紹介します。
①フレーミング効果とは?
フレーミング効果は、私たちが情報を受け取る際に、その情報の表現方法や文脈によって意思決定や判断が左右される現象です。
分かりやすい例を1つ挙げると、セブンイレブンの「おにぎり100円均一セール」。
これまでコンビニでは「2割引き」や「20%OFF」といった宣伝方法が多かった中、「100円均一」と表示する事で消費者の購買意欲を上げる事に繋げています。
このように、同じ内容でも表現方法によって印象が変わり消費者側の意思決定が変わる心理作用を言います。
②宣伝やキャッチコピーにも
ビジネスにおいても活用できる場面が多くあります。
ここでは2つの例で考えてみたいと思います。
(1)どちらに良い印象を持ちますか?
A.顧客満足度95%
B.顧客不満足度5%
Aの方に安心感を感じた方が多いのではないでしょうか。
顧客満足度はどれだけ企業が良い商品やサービス、価値を提供できているのか顧客の声が数値化される指標です。
顧客満足度が高い方が安心や信頼へと繋がる為、Aのポジティブな表現の方が消費者に選ばれやすい表現になります。
(2)どのコーヒーを選びますか?
A.100円
B.150円
C.300円
こちらは選択肢が3つある例です。
例えば、A.100円とC.300円の2択であった場合、多くの人は価格を重視してAの100円コーヒーを選択しがちになりますが、
3択になる事でAの100円コーヒーよりも少し質が良いものとしてBを選ぶ方が多い傾向になります。
他にも以下の様に割引率や時間を表現する場面でも使われています。
A.1点無料
B.2点買うと半額
A.待ち時間80分
B.待ち時間1時間20分
よく考えてみるとAとBどちらも同じ事を言っていますが、表現方法によって受け取る印象がそれぞれ違うと思います。
このように、私たちの生活の中では多くのフレーミング効果を利用した広告や表示がたくさん溢れています。
③まとめ
今回は人を引き付ける戦略「フレーミング効果」についてご紹介しました。
表現の仕方を工夫する事でキャッチコピー、価格設定、営業トークのスキルとして役立ててみてはどうでしょうか。
以上
川江光
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