子どもだけで行けるお店は構造的に欠陥がある
1日で50人も子どもが来店するたこやき屋さんを運営してる経験から「子どもだけで行けるお店は構造的に欠陥がある」コトを理解したので、ちょっとまとめます。
このツイートの解説です
それでは始めます。
子どもが集まっているお店は大人が行きづらくなります。実際に当店でも「このたこやきって大人も買っていいんですか?」と聞かれることがありますw
つまり
子どもだけで行けるお店
=子どもが集まるお店
=大人が行きにくいお店
になるんです。
そうすると何がおこるか?
「大人が来ない」ということは「子どもばかり来る」ということになります。コミュニティとしては問題ないのですが、お店の金銭事情としては困ります。
シンプルな話ですが、子どもはお金がありません。せいぜいおこづかいの範囲です。毎日100円使ってくれる子どもが50人いたとしても15万円です。
しかも、実際にはそんなにお金を使える子どもはいません。さらに子どもが集まるお店は商圏も狭いです。広くても隣の校区まででしょう。
これだけでも辛いんですが、まだありますw
「子どもだけで来れるお店」は単価が安いです。なぜなら子どもだけで来れるので。薄利多売にならざるを得ない。
ということで・・・
子どもだけで来れるお店
⇒単価が安くならざるを得ない
⇒子どもがたくさん来る
⇒大人が来なくなる
⇒利益が出ない
という構造があるわけです。
子ども”だけ”のお店じゃなければ単価を取ることができます。親子連れのアミューズメント施設なんかは単価高いですよね。あれは大人の財布だからです。
でも、子ども”だけ”のお店は単価を取ることができません。子どもの財布だからです。
というわけで商業的に「子ども”だけ”で来店できるお店」をやろうとすると、設計が難しいわけですね。うまくバックエンド商品を作らないといけません。
冒頭に『子どもだけで行けるお店』がポイントだと言いましたが、『子どもづれで行けるお店』とは根本的に異なるんですね。どちらも「子どもが集まる場所」なので同じように考えちゃいそうですが、全くの別物なんです。
というわけで「子どもだけで行ける場所ってないよな~」とか思っちゃいますが、結論はまあ儲からないんですねw身もふたもないけどw
逆に考えればそういうお店を作りたい人は「来たお客さん(子ども)に商品を売る」というシンプルな形ではなく、バックエンド商品を設計すれば良いんじゃないでしょうか。知らんけど。
ちなみに、当店のバックエンド商品は100円たこやきの公式サポーターです。
現在100名以上の方がなぜか「見知らぬ土地で子どもたちが食べるのを面白い」とお金を投げてくれてますw
詳細はこちらのnoteを見てください。
お金ください!
おしまい!
簡単な自己紹介👇
大阪の高槻で「100円たこやき」というお店を運営している、たこやき先生です。
午前は通信制高校の教師で、午後はたこやき屋さんの店長です。
お店では、なぜか子どもがタダでたこやきを食べられます。
ここに過去に色々とメディアで取り上げられた記事のリンクも載せてるのでよかったら読んでね!
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