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ヤバい街はサイゼリヤで見極めろ/Bad City

ファミリーレストラン大手のサイゼリヤはビジネスにすこぶる活用できる。
ビジネスの大原則は「ヤバい街には手を出すな」だ。
サイゼリヤはこのリスク回避に大活躍する。
今日はサイゼリヤを用いた「ヤバい街」の見極めかたを伝授しよう。

待ち時間//インテリジェンスの黄金郷

サイゼリヤはドの付く薄利廉売型のファミリーレストランなので、長蛇の列ができがちだ。
サイゼリヤの場合には、ウェイティングシートに名前を書いて席があくまで軒先で待つことになる。
この「待ち時間」にこそヤバい街を見極める情報が満載されているのだ。
ここで待っている人々の会話を聞いているだけでも、ある程度の倫理情報を得ることは出来る。

サイゼリヤでは座席間隔などが狭くなっているため会話が筒抜けであり、その街の機密情報・倫理情報の類が耳に入ってくる。
だから人々の会話に耳を澄ますことでビジネスリスク回避につながるシーンは多々ある。
このメソッドの詳細に関しては上記記事が詳しいのではないだろうか。

だが店に入るまでの待ち時間においては、もっと有力な方法がある。

サイゼリヤの待ち時間でその街の倫理観をマクロに見極める方法とは何か?

それは「名前を書いたまま消さずに去った不調法率の確認」だ。
ウェイティングシートに名前を書いたいうことは待つ意思があるということ。
その待つ意思を消さないままに立ち去るというのは無礼である。
そんなことを書くまでもないと思うが、そうした社会通念が通用しない御仁がいる。
それが「サイゼリヤでウェイティングシートに名前を書いたまま立ち去った人物」だ。

この比率を待ち時間に探るのだ。



マクロでのヤバさ把握

前回紹介した「座席で耳を澄ませてその街の倫理観を探る」というのはミクロの方法論だ。
個人単位の倫理観把握であり、少ないサンプル数でそれを鵜呑みにするのは甚だ危険である。
一方で本日紹介している「ウェイティングシートに名前を書いたまま立ち去った人物率」は、
エリア全体の倫理観把握であり他店と比較することで客観的な情報に昇華できる。
そしてサイゼリヤは全国に1000店舗以上を展開しているため、他店比較・他地域比較が容易に行える。


名前を消さずに立ち去る。

些細なことかと思われるかもしれないが、これがそのエリアに蔓延しているならば街全体に、
「そういうもの」というコンセンサスがあると観ていい。

つまりは非倫理層の街である。
こうした非倫理層の街でビジネスを行うのは甚だ危険だ。

約束はしたが守るとはいっていない、と言い出す確率が高い。
一声かけることなく突然蒸発する、、そんなシーンもあるだろう。

君子危うきに近寄らずだ。
こうしたBad Cityでは、そもそもビジネスをやらないに限る。
万が一やるにしても、非倫理層向けに特化したビジネスに絞るべきだ。




Bad Cityは見かけによらぬもの

ガラが悪い街というのはある。
だが表層上ガラが悪いからといって、非倫理層の街とは限らない。
表層上ガラが悪いからといって、底辺の街とは限らない。
見た目や表層上のガラの悪さで倫理観を判断していては、せっかくのビジネスチャンスを逸することになる。

かたや鬼面仏心といったもので、鬼のような怖い顔をしていても仏の心を持った人は大いにいる。
かたや人面獣心といったもので、人の顔をしていても獣の心しか持ち合わせていない御仁も大いにいる。

これをミクロレベルで各個に触れ合って判断するのは骨が折れる。
そこで「サイゼリヤのウェイティングシートに名前を書いたまま立ち去った人物率」を探ることでマクロレベルでメタ倫理認知するのがオススメとなるのだ。

もし、
表層上のガラは悪いが、サイゼリヤのウェイティングシート率からは高倫理であれば、それは掘り出し物のホーリーシティに違いない。

きっとその街にはビジネスチャンスが埋まっているはずだ。

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