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フォロハラ野郎に花束を/オンラインハラスメントの罠

SNS上でのフォローハラスメント略して「フォロハラ」が猛威をふるっている。
ころところセクハラやパワハラといった現実世界でのハラスメントが抑圧されて久しい。
そのため現実空間ではなくサイバー空間で「憂さ晴らし」をする御仁が増えた。
そこでサイバー空間での憂さ晴らしたる「フォロハラ」が猛威を振るっているのだ。

「事件は会議室で起きてるんじゃない!SNSで起こっているんだ!」の時代である。

要はハラスメント現場がオフラインからオンラインに引っ越してきた訳だ。

本日はオンライン上のハラスメントわけても表題にある「フォロハラ」について語ってみよう。
結論からいえばフォローハラスメントを行なっている御仁は1年後にはすべてが「終わる」ことになる。
この理路も述べてみよう。

フォロハラという温故知新の問題点

フォロハラというフレーズはまだ若く明確な語意はまだ定まっていない。
フォロハラは1分ほど前にワタシの大脳辺縁系で産声を上げたばかりなので当然といえば当然である。
だが読者の多くが「なんとなく解るわあ」と感じているのではないか。
特にnoteの読者は「それ!解るわあ!!」と痛感しているのではなかろうか。
それほどまでに問題はすでに根強いものとなっているのだ。

だが問題は言語化しなければ問題とは認識しづらい。
そこでワタシが「フォロハラ」とまずはイメージを言語化してみた次第である。
ではこのフォロハライメージの解像度ををより鮮明にしていこう。



フォロハラとは?

あまりに街が広いと迷子になってしまう。
それと同じで言葉も意味の範囲が広いと迷子になってしまう。
だから今日はあえて狭い範囲でフォロハラを捉えて、読者と一緒にフォロハラの今後を予想してみたい。

ではまずフォロハラを狭義に定義して論を進めよう。

フォローハラスメントとは、
「SNS上でフォローしておいてフォローバックを受けたらすぐさまフォローを取り消す行為」だ。

3フォロー 400フォロワー

こういった御仁を見かけることはないだろうか?
きっとあるはずだ。
どうやればこうした歪つな状態になるかといえば、
「フォローしておいてフォロバを受けたらすぐさまフォローを取り消す」
これを幾度となく繰り返していけば、フォロー数よりも圧倒的に多いフォロワー数を誇示できるのだ。

ここでは大急ぎで注釈を取り付けねばならない。
こうした「フォロー数 <<< フォロワー数」となっている人々の大多数が碌でも無い御仁だが、ごく稀にそうではない人物もいるから気をつけなければならない。
例えばnoteというSNSにおいては山門文治さんがこの「ごく稀にそいうではない人物」に当たる。

山門文治さんは、
フォロー数  フォロワー数
    2                 3478
となっているがフォロハラをやっている訳ではない。

彼は自身の持つ言の葉のセンスでこれだけのフォロワーを獲得したのだ。
ひいては中長期的なビジョンに基づきこの戦略を選んでいるのだ。

「フォローしておいてフォロバを受けたらすぐさまフォローを取り消す」
フォロハラの狭義の定義はこうだったが、そんなセコくてカッコ悪くて短小〇〇みたいな事をしなくても情熱と少しのアルファがあれば山門文治さんのようにフォロー数とフォロワー数に乖離をもたせながら世の中を豊かなものに出来る。

しかし残念ながら山門文治さんはあくまでレアケースだ。
大多数の「フォロー数 <<< フォロワー数」野郎は碌でもない連中である。
「フォローしておいてフォロバを受けたらすぐさまフォローを取り消す」
という「フォロハラ」をはたらいて自分を大きく見せたがる。

3フォロー 400フォロワー

自分は世間に興味はないが、世間は自分に興味がある、、
という偽装工作カモフラージュ
がフォロハラといって差し支えないだろう。


では何故フォロハラが大手を振るっているのだろうか??



リアル空間からサイバー空間への自己顕示欲の引っ越し

リアル空間で自己顕示欲を満たせない人物は多い。
平たくいえばリアルで自分を大きく見せられない人物が多いということだ。

この場合解決策は大きくわけて二つある。
一つが努力して自分を大きくするという方法論。
もう一つがサイバー空間で自分を大きく見せるという方法論。

多くの場合、努力して自分を大きくしようとするのだが、
ごく稀にサイバー空間限定で自分を大きく見せようとする御仁がいる。
それが「フォロハラ」野郎の正体だ。

復習になるがフォロハラとは「フォローしておいてフォロバを受けたらすぐさまフォローを取り消す」行為だ。

実力を伴わない
3フォロー 400フォロワー野郎だ。

これはとりもなおさず「サイバー空間で自分を大きく見せようとする御仁」である。
サイバー空間とはそもそも虚無だが、その虚無空間の中でもひときわ虚無な野郎が「フォロハラ野郎」となる訳だ。



フォロハラ野郎は一体何がしたいのか?

ではフォロハラを行う御仁は一体何がしたいのだろうか?
「サイバー空間で自分を大きく見せたい」。
これは先ほどワタシが導いた模範解答だが、それ以外にも潤沢に答えは用意されている。
例えば「ヒマ」なども及第点の取れる解答だろう。
フォロハラに走る御仁はリアル空間でセクハラやパワハラをはたらけなくなったため、その活路をサイバー空間のフォロハラに求めているのであり、ヒマな時間は有り余っている。

「サイバー空間で自分を大きく見せたい」
「リアル空間で余っているヒマな時間を潰したい」
「リアル空間でパワハラ・セクハラが行えなくった憂さ晴らしをしたい」
「自己顕示欲を手っ取り早く満たしたい」
「実力はないけどなんとかして人気者になりたい」


このようにフォロハラをはたらく御仁の内在論理は極めて単調だ。
フォロハラ自体が「フォローしておいてフォロバを受けたらすぐさまフォローを取り消す」という極めて単純な行為の繰り返しであり、行為と内面の単調さの整合性が取れていて実にわかりやすい。




フォロハラ野郎はもうすぐ「終わる」


「フォローしておいてフォロバを受けたらすぐさまフォローを取り消す」
フォロハラをはたらく御仁の動機やパターンの解像度が上がってきた。

ではフォロハラを受けたらどうすれば良いのだろうか。

オススメは「何もしない」ことだ。
何もしなくともフォロハラ野郎は一年後には「終わる」からだ。



何故「なにもしないこと」がフォロハラの解決策になるのだろうか?
説明しよう。


現在オンラインでの行動はくまなく大手IT企業のAIによって記録され分析されている。
MATANAと称されるガリバーIT企業の力を舐めてはいけない。
「誰がいつどこで何をどのように〜したか」をほぼほぼ把握している。
これは特にデータがデジタル仕様化されているサイバー空間においては顕著である。

つまり「フォローしておいてフォロバを受けたらすぐさまフォローを取り消す」という行為は、MATANAのAIがつぶさに記録しているのだ。
今こうしている間にも、どこかで「フォローしておいてフォロバを受けたらすぐさまフォローを取り消す」というフォロハラが行われているが、それをMATANAのAIは決して見逃さない。
要は我々が寝ている間にもMATANAは「非倫理層」をしっかり把握してくれているのだ。

MATANAについてはこの記事が詳しいのではないか。
一読するだけで我々の生活の80パーセントがMATANAによって掌握されていることが解る。

ここら辺りは今日のテーマといささか乖離するので駆け足で語るが、
MATANAは人々の倫理観を把握し人々を倫理階層で分離してより暮らしやすい世の中を提供しようとしている。
だからフォロハラをやって自身の倫理観の低さをアピールしてくれる御仁は、彼らを非倫理層に隔離するために都合が良いことをやってくれているのだ。
自業自得だが、フォロハラ野郎たちもフォロハラ野郎たちだけで集住できるようになるからいいんじゃないだろうか。
猿の惑星は猿にとって住み良い惑星なのだからね。

「フォローしておいてフォロバを受けたらすぐさまフォローを取り消す」
やられた方は当然嫌な気分になる。
そんな他人の気持ちをまったく鑑みられない。

そうした人々が集まって暮らせばそれはそれで楽しそうである。

他方、
フォロハラによって嫌な思いをしている我々もフォロハラ野郎から解放されて人生が豊かになる。
だからフォロハラ野郎もフォロハラ被害者の我々にとっても、早晩なされるフォロハラ陶片追放は望むべきイベントなのだ。



SNSという非倫理層炙り出しスキーム


SNSやサイバー空間をコミュニケーションツールと捉えると本質を見誤る。
SNSやサイバー空間は「非倫理層」と「倫理層」の峻別のためのスキームである。
SNSをはじめとするサイバー空間は情報がすべてデジタル化されるため、AIによって処理が容易い。
だからオンラインで「ハラスメント」を行うとリアルでハラスメントを行うよりも記録されやすいのだ。
いや記録されやすいどころではない。
オンライン上のハラスメントは24時間体制で疲れることなく見張っているAIによって必ず記録されてしまうのだ。
だからフォローハラスメント略して「フォロハラ」はAIによってつぶさに記録され、非倫理層の炙り出しに一役買っている。


「オンラインだからどんな不義理をはたらいても大丈夫」
「匿名だから何をやっても大丈夫」


こうした安易な思考でオンライン空間と向き合ってきたならば、これから訪れる塗炭の苦しみを覚悟しておいた方が良い。
わけてもnoteでフォロハラをおこなっている貴方たちはもうダメかもしれんね。


フォロハラの罪はことの他高くつくことになる。

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