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ぼくらは「わかりあえない」から寄り添うのだ
子どもの寝かしつけに成功したので、ゴロゴロしながらオンライン雑談。心にゆとりがあるときは色んな話ができるからいいよね。「さいきんどうよ?」なんてふわふわした問いはこんなときじゃなきゃ言えないもの。
おつかれさまです。ずぼらサラリーマンすないぱです。
今日はイベントつくりの専門家である、せんちゃんという仲間が雑談に1時間つきあってくれました。ありがたいぜ。
彼は本業の事務局力がすさまじいので、コミュニティでイベントをやるときにはひっぱりだこ。時にぴっぱれらすぎてボロボロになるんじゃないかと心配もするけど、ビジネスの世界ではもっとぴっぱられているらしい超人だ。
そんなせんちゃんの話は、びっくりするくらい生々しくて本音がだだもれているのでいつも聞き入ってしまう。
今日はそんな会話から。
せ「最近、めちゃくちゃ働いてるんだけどさ、こういうときにコミュニティの存在ってありがたいと思ってね。」
す「そういえば、最近よくみかけるとは思ってたけど、実は忙しくしてるんだねー」
せ「うん、働くほど職場のひととのコミュニケーションが濃くなるから、まったく違うひとと話す機会が貴重でさ」
す「そかそか、たしかにねー」
せ「コミュニティの仲間と話していると色んな仲間がいるなーとか思えるからおもしろくってね。ほら、考え方とかけっこうバラバラじゃない?」
す「よくわかる笑。あたりまえが通用しない的な‥」
せ「実はさ、最近職場の人間関係がすごく良くなったのよ。以前はさ、じぶんのことはわかってもらえて当然だ、とか考えてた部分があってじぶんにも他人にも勝手に期待しちゃってた。それで裏切られた気持ちになって沈んだりね。
でも、考え方が違ったり、わかりあえないことを前提にしようと思えてからは気持ちが楽になってコミュニケーションがうまくいくようになったのよ」
こんな感じで仕事をがんばっていることも、悩んでいることも自然に言えちゃうのがせんちゃんなのだ。同じトーンで出てくるのも驚きだ。
最後の部分はさらっと話をしていたけど、気づきのレベルが神だ。
わかりあえないことをポジティブに変換する。かぁ。
職場や家庭で悩みがあるとその枠の中で解決しなければ、みたいな思考になりがちだよね。職場であれば、悩みを打ち明けるハードルも高いだろう。そんなときに、外からヒントを得られるならばこんなにありがたいことはない。
コミュニティは練習や実験をするのにとても適している。コミュニケーションの練習にも向いている。職場よりも色んなタイプの仲間がいて、会話をするほど違いを自覚することができるだろう。
違いを知れば、お互いのあたり前は通用しないから、すりあわせようと寄り添うことができる。嫌いにならずにも済むだろう。
ぼくたちは互いが違う存在であると知っている。それでも一緒に生きていく。『人』のほかに『人間』という言葉があるのは違いを知って寄り添うことが人間の存在を形づくっているからなのかな。そんなことを思ったのでした。
それでは今日もありがとうございました。
引き続きすてきな週末を!
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