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不登校本を書き出すために掻き出す場所

「noteは、ちゃんとした文章を書くもの」
って思うところあったんですが、もうそういうのやめて、とりとめもなく書くことにしました。

ここは心のメモ!

そう切り替えるようにしたのも、ずっと、ずーっと前から言ってた「不登校の本」の執筆が本格的にスタートすることになったから!

なのですが、、、

「よーし不登校親子が楽になるような本を書くぞー!」という気持ちと、「はあぁあの日々を思い返すのつれぇ…」という気持ちが、ぶつかってます。

不登校底なし沼のときだったころに比べたら、今はだいぶと心身ともにクリアになりました。

でも実際のところ、そう思ってるだけで、自分でも気づいていないドロリンとした感情が出てくると思います。
その気持ちを整理して文章にするためにも、とりあえず書くことにしました。

「書き出す」は「掻き出す」。



執筆の進捗もこちらで報告します!
不登校の本は、私自身の体験も書きますが、それだけでは不登校親子にとっていい本は作れないと思うので、ドシドシご意見いただけたら嬉しいです。

まず一つ目の進捗報告として、、、

今回、不登校の本を出版させていただくことになりました、学びリンク社の編集さんと第一回目の打ち合わせをしました。

学びリンク社は、不登校と20年以上向き合った出版社なんですが、出版以外にも通信高校の合同相談会を全国各地で開催されています。


営業だけでなく、編集や代表の方も、全国を飛び回り、自身で講演会をされたり、進路アドバイザーをされています。出版社というより、本気で子ども一人ひとりに向き合ってる企業だなと思います。

今回も、私が住んでる関西でイベントがあったので、イベント終わったあとにお話しようとなりました。

今小6の息子は、フリースクールと学校を行ったり来たりなオリジナリティライフを送ってるので、自由度の高い通信高校もアリだな〜と、気軽な気持ちで相談会に参加したのですが、、、

一言で感想をまとめると、「本当に行ってよかった」です。

直接、通信高校の先生方と話せるだけでなく、不登校や起立性調節障害を相談できるカウンセラーもいて、かなり充実したイベントだと思いました。こちらはまた後日レポートします!

Xでザクっとレポートしました。


相談会で、学びリンク社代表の山口教雄さんと、作家でカウンセラーの福本早穂先生ともご挨拶させていただきました。

代表の山口教雄さんは家庭の環境で高校に行けず、その思いから通信制高校のイベントや不登校の本を出版する会社を立ち上げたそうです。通信制高校と全日制高校の違い、それぞれのメリットデメリットを熱心に講演されていたのが印象的でした。

カウンセラーの福本早穂先生は、ご自身も不登校親を経験された方です。お子さんが私と年齢が近く3人不登校だったそうで、60歳から心理学を学ぶために大学に行かれて、不登校の研究をされたそう。

お二人とも直接お話しさせていただきましたが、「もっと早く会いたかった、、」と思うくらい、優しくて素敵な方でした。

私は子どもが不登校になってから、10人くらいの専門家の方に会いました。
本当にいろんな方がいました。中には悪徳な不登校ビジネスをしている企業も知りました、、。

不登校や進学で本気で悩んだ当事者の専門家の方は、信頼できる人が多いなと思います。 

学びリンク社で働く担当編集の方も、不登校親子の進学相談、アドバイザーをされてるので、とてもスムーズに打ち合わせができました。正直、感動しました、、。

そんな大袈裟なって言われるかもしれないけど、理由があります。

不登校の漫画を描いてるので、ありがたいことに取材を受ける機会が何度かあるのですが、「あ、違う、そういう意味じゃないんだよな〜」ってことが結構あります。

例えば「不登校を克服」とか、「不登校から脱出」という言葉が出ると、ちょっと引っかかってしまいます。私が気にすぎかもしれないけど、、。
たしかに不登校は親子で大変な思いをするし、私もかなり葛藤しましたが、
「悪いもの」「弱いもの」ではないと思うんですよね。
「ずっと変わってない教育がそろそろ変わるときなんじゃない?」っていうサインを社会現象として現れたものが不登校だと、私は感じています。

もちろん、取材してくださる方は、不登校を理解しようと話を聞いてくれる方ばかりなので、説明したら、わかってくださります。
育児だって育児をしてる人しかわからないし、不登校当事者じゃなければ価値観がずれるのは自然なこと。

だからこそ、不登校の偏見を崩せるように伝えて行く必要性を感じました。

でも、それが自然な中で、学びリンク社さんは、社員の方が当事者だったり、悩んでいる人に寄り添ってくれる方ばかりなので、不登校親子の感覚を大事にしてくれる珍しい出版社だと思います。

「不登校」の子どもは、小中学生だけで30万人いると言われています。でも潜在的にはもっとたくさんいるはずです。行きしぶりやフリースクール、ホームスクールの子たちも含めたら、100万人くらいいるかもしれない。
息子も今は元気に学校に通ってますが、病気じゃない理由で月3日休んでるから「不登校児童」になります。

それだけ多い不登校だから、「売れる」「ビジネス」にもなるんです。

たしかに、この出版不況の中で、本を売ることはとても大事なことだけど、私自身、復学だけを目的にした悪徳な不登校ビジネスを知ったとき、怒りを超えて恐ろしくなりました。

本人たちは「何がなんでも学校に行かせなくてはならない」と正義感を持ってやってるかもしれないけど、その押し付け正義は、どれだけの親子を傷つけたのだろう、、。

だから余計に、私は不登校の本を「売る」より、必要な人に「届けたい」。いつか不登校という言葉がなくなって、売れなくなってもいいとすら思う。

売れなくていいなんて、出版社からしたらいい加減な作家だと思います。

でも編集さんは、「私も同じ気持ちです」と言ってくれました。

この出版社さんとなら、不登校で悩んでたときの感情を掻き出して「グエ」っとなっても書き出せると思いました。

そんなこと言って、プロットすらまだ真っ白なんですけどね、、、、。

こんな感じで、またここで報告しますね!

川口真目(@kawaguchi_masami


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