一寸法師

広島在住の元ルポライターです。主に時事についての批評です。

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最近の記事

国葬に値する人とは

元首相に関する国葬是非の論議が、いま賑やかだ。                    敢えて国葬というなら、ふさわしいのは2022年8月に亡くなった稲盛和夫氏であろう。 国葬に値する人とは、常に公を重んじ、道義を貫いて、消費者、国民の利益 ・救済のために尽力し、日本全体に大きな功績と影響を残した人だ。だとすると、それは稲盛和夫氏のレベルになる(もっともご本人は、税金でまかなう国葬などは望まれないに決まってはいるが・・・)。 稲盛氏は事業家として知名ではあるが、困難といわれ

    • 支配者の知性と教養の有無が、国運を決定的に左右させる

       知性と教養のない支配者の代表例は、ロシア、中国、北朝鮮であろう。配下の国民はおおむね、弾圧、抑圧、貧窮で悲惨な状況を強いられている。中でも、ウクライナの侵略、占領に動き始めたロシア大統領は、これまで敵対する相手には「毒薬」で暗殺するのが得意らしいが、今回は「核」の使用をにじませるほどの脅しに出た。こうなると、とてもまともな理性、常識、交渉などがまったく通用しない、まことに常軌を逸した「狂犬」でしかない。  「狂犬」はいずれ殺傷処分の運命にあるが、NATO軍がウクライナの支

      • 五輪開催が感染拡大を招く場合の,政策決定者たちの責任の取り方

        五輪開催に走る政府のずさんな感染対策・リスク管理が度を増しつつある。野党、メディアの批判も連日熱を帯びている。だが、問題の指摘はするが、五輪強行開催が失敗した場合の政策決定関与者たちの責任の取り方の言質を、なぜか引き出すことがない。  もし五輪強行開催のせいで感染爆発を招くと、感染症犠牲者と様々な対策費を含む経済損失が増加する。そもそも五輪強行開催に移行しただけでも、異常事態下の中での余分な感染対策や大規模な警備体制などの費用、さらには見込まれなくなった観戦チケットの莫

      国葬に値する人とは