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演歌じゃない、こぶしのまわっちゃいない歌を謳うオンナの唄なんか誰も聞いちゃいない詩【食べログ】北与野:居酒屋こぶし

居酒屋こぶし

2011年12月頃訪問
カラオケも歌える居酒屋さんで、地元の常連さんが集う知る人ぞ知るお店のようです。『一見さんお断り』の張り紙はありませんでしたが、紹介者がいないと入れないような雰囲気をかもし出していました。
入る前から気が引けて、私は最後尾からそぉーっと入っていきました。

満席に近く、私とジョーちゃんは補助椅子に座りました。
あとからあとからお客さんが入ってきます。
回転率がいいというのではなく、お客さんが帰ると新しいお客さんが入ってくるというようなタイミングがよいんです。
気さくで温かみのあるママさんの人柄と、冷凍ものなど出さなずすべて手作りの料理が人気の秘密なんでしょうね。
※常連さんが釣ってきたお土産の魚をその場で調理してました。

カラオケ目的だけではもったいないお店ですね。
お客さんの入れ替わりが絶妙なタイミングに感動。
気のせいか、私が歌うときに限ってお客さんが帰るんです。
こういう居酒屋では演歌が定番なんでしょうけど、演歌が苦手でどうしても空気を読めない人っぽい選曲をしてしまうんです。
妙齢のお仲間常連客が集う坂戸の某カラオケスナックに連れてこられたときは、(あえて)思いっきり場から浮いた歌を歌ってドン引きさせてしまったんです。
絶唱した後、皆様の拍手に心がこもってないのがわかるんです。
歌い出しから、固唾を呑むのがわかりました。間奏で余韻に浸っている間ひそひそ話しをしているのもわかっていました。
そんな愉快な思い出にひたりながら、芋焼酎と私の歌に酔いしれたのでした。

今度来るときは、他人様の演歌に耳を傾けながらお酒を飲もうっと。


#川越つばさの食い意地レポート #食べメモ #食べログ
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