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レビュー:ペスカドーラ町田 vs フウガドールすみだ 2022.1.8 @町田市立総合体育館

前節ペスカドーラ町田は名古屋のオーシャンズに逆転勝ち。序盤0-3とされ苦しい展開だったが、1stピリオドに2点、2ndピリオドで3点を奪う。若手、中堅、ベテランがそれぞれ最大限の力を発揮して、絶対王者に勝利。好調の波に乗る。アウェーチームのフウガドールすみだは前節、シュライカー大阪に敗戦を喫している。序盤から失点を重ね、リードを広げられる。最終盤に2点を返すが最後はあと一歩及ばず2連敗。そして、前回両チームの対戦ではペスカドーラが序盤で2点をリードするが、2ndピリオドに追いつかれ、さらには逆転。4-3でフウガドールすみだが勝利した。ペスカドーラはホームでこの試合のリベンジができるか?

スタメン

ペスカドーラ町田
GK イゴール  #1
FP  伊藤 圭汰  #8
FP  ヴィニシウス #10
FP  倉科 亮佑  #22
FP  本石 猛裕  #39

金山 福田 伊名野がベンチ外
試合前順位  3位 勝ち点33 9勝5敗6分

フウガドールすみだ
GK  岸 将太  #26
FP  鼻山 勇気 #11
FP  栗本 博生 #17
FP  鬼塚 祥慶 #21
FP  荒牧 太郎 #66

試合前順位  8位 勝ち点27  7勝7敗6分

勝ちパターンを掴む

ペスカドーラ町田は起用回数の一番多いセットでスタート。序盤はパスを回して、ボールを保持する。ゲーム立ち上がりからフウガドールすみだのプレス強度は高くない。1stセットが4分間プレーし、セットごとではなく2人ずつの交代だった。静かな立ち上がりだったが、先制点は守備から生まれる。フウガドール北村のパスを2本引っ掛けた伊藤がマイボールにし、ドリブルを開始。GK 岸を引きつけ左サイドの毛利へラストパス。2022年チームのファーストゴールは毛利だった。06’17 にはペスカドーラが追加点。自陣で3-1でボールを回し、右サイドの原田が中央へドリブルで運ぶ。髙橋がフウガドールディフェンスの裏のスペースへ走り、原田からスルーパスを引き出す。GKとの1対1を落ち着いてゴールへ流し込みリードを2点に広げる。この日、ペスカドーラはフウガドールディフェンスの裏のスペースを使う意識が強かった
2点をリードして、試合を落ち着かせたいペスカドーラだったが、11:07 自陣でボールをつなごうとしたところをカットされる。奪った田口が左サイド深い位置にいた岡村へ。岡村が折り返したところを渡井が押し込み1点差となる。ペスカドーラベンチはアウェーでの前回対戦と同じようにリードしてから点差をつめられ、逆転されたことが頭をよぎったかもしれない。しかし、今回は同じ轍は踏まない。ゴールを奪いに高めにプレスを掛け続け、12:24 右サイドでキープしていたヴィニシウスに倉科が近寄りパスをもらう。絶妙な位置で受けた倉科はトラップし、1タッチでフウガドールの選手間を抜け、GKの左肩口を打ち抜き追加点。この試合でも倉科は質の高いフリーランニングをしていた。このままペースを渡さず、1stピリオドをリードして折り返した。

1stピリオド得点時間

静かな立ち上がりから、ドリブル、パスを織り交ぜフウガドールディフェンスを崩しての3得点。それだけでなく2点差のリードで、ハーフタイムを迎えられたことにチームとしての成長を感じた。

ゲームをコントロール

ハーフタイム明け、フウガドールすみだは同点に追いつくためベテランのセットを起用。しかし、試合の行方を大きく決める次の1点がペスカドーラ町田に入る。左サイドライン際で髙橋が得意のディフェンスでボールを奪取。右サイドでフリーだった原田に預けると、原田はボールを晒しながらカットイン。シュートコースを作り、左足を振り抜きゴールへ突き刺す。Fリーグ初ゴールと同じ形での得点でペスカドーラはこの試合の優位をさらに高めた。試合は4-1のままペスカドーラが支配して進む。フウガドールは残り4’32でパワープレーを開始。栗本がゴレイロのユニフォームを着て5人で攻めるが、左サイドの奥からの折返しをペスカドーラの髙橋がカット、そのボールを回収した中村のロングシュートが決まり、試合を決定づけた。その後両チーム1点ずつを奪いタイムアップ。序盤の優勢から試合のペースをしっかり握ったペスカドーラの完勝だった。

2ndピリオド得点時間

選手はもちろん失点0で抑えたいがパワープレー、パワープレー以外どちらからでも残り5分での1失点はよくある(一番失点数が多い時間帯の為)。結果的に1失点ですめばOKではないだろうか?終盤で2点差以上のリードでほぼ勝利は盤石になる。

まとめ

今節は完全に勝ちパターンに乗れた。1stピリオド序盤で複数得点を奪い、2点差でリードを保ち2ndピリオドへ。2ndピリオドでペースを掴んで追加点。終盤に連続失点をしなかった。ペスカドーラ町田はパワープレー返しも得意技。

5選手(毛利、髙橋、倉科、原田、中村)で6得点

毛利がトップ快走、中村も本石に並ぶ

シュート数は前回対戦と同じぐらい。しかし、フウガドールの方が多かった(町田18本 すみだ24本)

フウガドール戦はいつもシュート本数が少ない
ゴールした選手は1チャンスを決めきった

得点差が開いたことで、不用意なファールがなかった。イエローカードをもらわなかったことが大きい。次節での欠場者がいないのは◎。リーグの終盤に累積で大事な試合で欠場者が出ると、チームもやりくりする監督もキツイ。同じ戦い方が最終戦でできる。

そして、ホームでの勝率は7割

観客数は上から3番目でした

名古屋戦、ホーム開幕戦に次ぐ3番目

次回予告

次回はいよいよ最終節。1月16日ホームで湘南ベルマーレ戦です。前回はアウェーで0-2から追いついて引き分け。毎年熱い試合になるこの1戦が2021-2022シーズンのラストを飾ります。町田市立総合体育館に大勢のファン・サポーターが観戦に来て欲しいです。

会場に来られない方は是非ABEMA TVで

今回も読んで頂きまして、ありがとうございます。
次回の最終戦も是非勝利を!


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