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売れたゲームの83%はIPタイトル

ゲーム白書2023』にある売上ランキングを詳しく見てみよう。
売上トップ30タイトルでは、前述の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』や『スプラトゥーン3』のほかに『星のカービィ ディスカバリー』(4位)、『マリオカート8 デラックス』(6位)、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(9位)、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(19位)など任天堂のタイトルが目立つが、こうしたゲームはシリーズ化しているものだ。
 
任天堂以外にもシリーズのタイトルは多く、例えば『モンスターハンターライズ+サンブレイク セット』(14位)、『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』(15位)『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』(16位)などほかのゲーム会社(カプコン、スクウェア・エニックスなど)のものもある。
 
こうしたシリーズ化したタイトルは、ゲーム業界では IP(Intellectual Property/知的財産)タイトルとも呼ばれている。多くのファンがいてビジネスが成立しやすい自社タイトルや有名なアニメやマンガなどをゲーム化したタイトルで、ブランド力のあるゲームの総称になっている。
 
このようなタイトルは、売上トップ30タイトル中じつに83%となる25タイトルある。それ以外のゲームは、『Minecraft』(7位)、『ELDEN RING』(10位)など5タイトルに過ぎない。
売れているゲームほとんどはIPタイトルである、といっても過言ではないだろう。

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