プレイバックYouTube9:2020/10/19公開 GAKAラジオー4. 繭ー私の描く世界

この動画で失敗した点は、画面が勝手にトリミングされたまま配信してしまったことです。当時は、iMovieの編集技術が未熟で、なぜこのようなことになってしまったのかすらわからないままでした。今から思うと、本当にお恥ずかしい限りです。毎回の動画は、私の作品画像を紹介するという意味もあったので、本当にショックでした。こういう微妙な不具合を後から修正できたら良いのですが、YouTubeの編集サイトでは、そのようなことにはなっていなかったのでした。

私は器用と思われている点もあるのですが、本当は不器用。一つ一つ苦労しながら、なんとかやっている程度です。いつも自己流なので、人に教えることも出来ません。その代わりに、私しか知らない裏技を発見することもあります。

制作も同じです。制作のノウハウなどを人から学ぶということが出来ない性格。自分なりにあれこれ調べたり、歩いて見に行ったり、何気なく人の後ろ姿とか言葉尻、書籍やインターネットからこっそり習得するタイプ。面と向かって、「ここはこうする、あれはこうすべき」と言われた途端に嫌になる人なのです。

これは幼い頃からの私の持って生まれた性格です。実は、亡き父は無名の書家でした。小学校に入る前に父から書道の手解きを受けたことがあ理ました。しかし生意気にも「お手本の真似をしたくありません。」とはっきり言い張り、父は激怒!「二度と教えてやるものかっ!!」って父は悔しそうに言い放ったのでした。

父が亡くなる数日前に、このことをふと思い出してしまい、私は大変心を痛めました。父から素直に書道の手解きを受けていたら、どんなに父は喜んだろうか…….。そのくらいの親孝行をしても良かったのではないかと。今更後悔しても仕方ないのですが。親不孝というのは、そのように結局自分が自分を痛めることになるのだなとも思いました。

そのように根っから人から手解きを受けるのが苦手な私は、唯我独尊の画家の道を選んでいました。日本では、伝統芸能のような絵画の世界もあるのですが、私ははその中には所属していません。最初から「天上天下唯我独尊」。

不器用でも、親不孝も乗り越えて、女一人、画業の道を突き進むのが、私らしい生き方なのです。この動画「繭ー私の描く世界」もそういう内容を語っております。

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